【ハイキュー＆黒バス】正直なのが悪いんです−４−

九十六言目 変えました ページ6

「…なんで」



体育館に戻ってきたら知っている顔がこっちを向いた。



なんであんたがいんだよ。



「お父さん」



お父さんは笑顔で私に近づいてくる。



父「やぁ、久しぶりA！元気にしてたか？」



触れようとする手を払い、私はお父さんを睨みつけた。




「何しに来たんですか」



忙しいはずのこの人がこんな所に来るなんておかしい。

絶対何かある。




父「我が子に会いに来てはいけないか？」


「今まで会いに来なかったくせによく言えますね」


父「ははは、それもそうだな。
ここではなんだ。親子水入らずで話さないか？」


「あなたと話すことなんてありませんから」




私はそう言って横を通ろうとした。

でも腕を掴まれて外に連れ出される。



「ちょ…！離してよ！」



腕を振り払って見たその人の顔は、酷く冷たい笑顔だった。

催眠でもかけられたように私は動けなくなった。



そして肩に手を置かれ耳元で囁かれる。




父「私の所に戻る気はないか？」



は？



「あ、あるわけないでしょ！
お母さんが死んだ原因の人なんかと一緒に住みたくない！」


父「まだあいつの事を引きずっているのか。
なら真実を教えてやる」

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