69 kaito side ページ23
kaito side…
緊急事態発生!!緊急事態発生!!
『…廉、どこ!…もぉーー忘れてた俺…!』
大きな豪邸を走り回る俺
現在、時刻は深夜の12時半
俺は見落としていた。完全に抜けていた。
永瀬廉
あの人の、夜の顔を__
『Aどこ、どこで寝てんの…!』
.
.
永瀬廉には実は、
もう一つの顔があった。
昼間はイケメンジャイアン
そして夜になると
.
.
.
「…え、なに言っ」
永瀬『寝よ?お願い。…』
「は、ちょっと布団の中入らないでよ!永瀬ってば」
永瀬『ほらAも入って。…寒いから俺』
それは、
.
.
尋常じゃないくらいに、
デロンデロンな甘えん坊へと豹変する。
誰しもにそうなるわけではない。
甘えたくなる相手は、恐らく彼のフィーリング。
.
「なーがーせ!!っ、手、離しなさい!永瀬!」
永瀬『なんでそういう事言うの?…』
「はい!?…ね、どうしたの急に」
永瀬『Aと一緒におりたい。あかん?…だめ?』
「……えぇぇ?…」
.
その間、彼の記憶は曖昧で
朝目が覚めると綺麗さっぱり忘れてしまうのだとか。
厄介でしょ?
.
『Aーー!!どこーーー?!れーーーん!』
.
ぜっっったいにやばい。
これはやばい。
廉、…頼むよ!!?
変な気起こさないでよ!?ねぇ!
れーーーーん!!
.
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作者名:ayu | 作成日時:2021年2月10日 0時