～恋するオタク～【永瀬廉】 (ページ15)

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「…もう、潰されたも同然です」

永瀬『んふふ、え、なにどゆこと？笑』

「貴方には話したくありません」

永瀬『あははっ、もしかして虐められてんの？笑』

何故笑う。

私、今そんな楽しい話してませんけど。

永瀬『罰や罰。俺の顔に傷作った罰や。笑』

「……」

永瀬『てか親父が死んだって嘘に怒ったん？笑』

「……」

永瀬『それとも、日誌？…んふふ、しょーもな』

パシャ…！

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私の両手に持つ携帯

その画面に映る、悪魔の姿。

永瀬『……は？』

「…ふふ、…ふふふ、」

永瀬『撮ったなお前。貸せ携帯！』

「おーーーほっほっほ！！」

永瀬『…っ！』

私は椅子から立ち上がり、

彼をしたり顔で見下ろしてやる。

「これ、ばら撒いたらどーなるかなぁー？ハハハ！」

永瀬『……っ』

「全身紫色の格好にバンダナなんて付けて
しかも、お忘れかと存じますが
今あなたの頬っぺたには
“優太LOVE”と書かれたペイントシール！！笑
おーーーっほっほほほほほ！！
これはまずい、まずいですよぉぉおおお！？笑」

永瀬『…急にどした。キャラ変かお前』

はぁ、スッキリ。

私は静かに携帯をリュックにしまう。

そして仁王立ちで彼の目の前に立ち、

そのまま吐き捨ててやった。

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「…潰されるのは、……」

永瀬『……』

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「お前だああああああああああああああ！！っへ！」

永瀬『…っるさ…』

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