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「ん、じゃあ今日はこれで終わろっか」
『……』
教科書をトントンと机で整えているA
さっきから嫌でも目がいくAの唇から
何度も視線をずらしては、また見ての繰り返し。
「はい、これ宿題。」
『……』
「ふふ、なに？」
なに？
は、こっちの台詞じゃ。
あれは幻やったっけ、夢？やっぱ妄想？
と、錯覚に陥りそうになるくらい
Aは普段通り過ぎた。
ちょっとは意識しろや
『別になんも』
「そ？」
『……』
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駅までの道
湿った夜の空気
降ってないのに雨の匂いがした
鼻歌をうたいながら歩くAの隣で
俺は終始無言を貫く。
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「ありがとね。」
『……』
「バイバイ！」
駅に着くと
あっさりと手を振り背を向けるA。
その後ろ姿を眺めて思う。
余裕に満ち溢れてて
常に平常心なアイツが
不安定になる時っていつなんやろ。
＿＿私、今の彼氏が好きなんだ。
Aに想われる男って
一体どんな奴なんやろ。
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『…A！』
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ある程度の所まで歩いていたAは
俺の声にビクッと跳ねて振り返る。
「な、なに？笑」
『……』
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こんな女と出会いたくなかった
『…7月の試合』
「うん？笑」
ピアスを買ってしまったあの日も
一緒にケーキ食った日も
試合観に来てと誘った日も
キスをしたあの日も全部忘れたい
『…勝ったら、ご褒美ちょーだい』
「ふふ、ご褒美？」
全部忘れて、前の自分に戻りたい
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『試合に勝ったら、俺とデートして。』
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好き過ぎて、しんどい
コントロールが出来なくて悔しい
やめたいのに
忘れたいのに
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『もう一回、…俺にチャンスちょーだいよ。』
「………」
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『……』
「勝てるといいね。」
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ホッとしたって、
俺前に言うてたやん？
抜け出せない所に
引きずり落とされそうで怖いって。
でも、もう手遅れやったのかもね。
何を考えてるのかマジで分からん
理解不能なこの女に俺は
.
もう心底惚れちゃってるから＿＿
.
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aimi(プロフ) - ギャーーーーーーーーーーーわーーーーー‼️今回もすごかったです‼️廉くん目線難しかったですよね？私達のためにありがとうございます✨これからも応援してます✨ (2021年11月2日 19時) (
レス) @page42 id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - 長文すみません、、、 (2021年11月1日 20時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - すごく面白かったです‼️まとめみたいなのが大好きです❗️廉くんも可愛かった❤️すごく良かったです‼️これからも頑張ってください！応援してます✨ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
aimi(プロフ) - 初めまして？小さな世界の感想書くところがなかったのでこちらでいいですか❗️書かせていただきます✨ (2021年11月1日 19時) (レス) id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
ayu(プロフ) - かなさん» かなさん★おーーーまたせ致しましたすいません…( ；∀；)ようやく新作公開しております！是非お暇な時に読んでいただけると幸いです★ (2021年1月31日 2時) (レス) id: 72acefca01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayu
| 作成日時：2020年11月27日 19時
