～先輩の隣は～【永瀬廉】 (ページ3)

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え。

海人いいなぁー…

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私は思わず開いた口からヨダレが落ちそうになり

慌てて気を引き締めなおす。

部長「で、北川の指導係がこいつ。」

すると、

神宮寺先輩の後ろからスラッと現れたその人は、

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永瀬『永瀬です。』

「あ、あ、き北川です！宜しくお願い致します！」

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その人は、

私の挨拶に反応する事なく

無表情のまま頭をペコッと下げた。

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な、な…なんだこの会社。

待って待って。

ここは二次元の空間ですか？

神宮寺先輩といい、永瀬先輩も。

顔面が、史上最強に良い。

史上最強、いや、人類史上…いや宇宙一

じゃなくて、こんな事どうでもいい。

とにかくめちゃくちゃに美形、美男子が

ここに居ますよぉーーーーー！！

という事を大声にして皆に伝えたい。

永瀬先輩は、

神宮寺先輩とは違ってなんだろ、

王子様というよりかは

んーーー、少女漫画なんかに出てきそうな

永瀬『おい。』

「へっ？」

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永瀬『お前、さっきから俺の話聞いてんの？』

「……あ、え？」

あら？

部長は？

あれれ、海人はどこ？

初日からあまりにも国宝級のイケメンを

目の当たりにしたせいか、

頭がフワフワと浮いたままの私。

いつの間にか部長の話も終わり、

いつの間にか永瀬先輩のデスクの隣にいる私。

永瀬『1回言うた事聞いて無かったら俺、知らんで』

「…はい…す、すいません。」

永瀬『“申し訳ございませんでした” やろ。』

「…ぁ、…も、もうしわけ…ございませんでした。」

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綺麗な横顔。

綺麗な目鼻立ち。

そして、

永瀬『フワフワしてんねやったら帰れ。』

「…すいま…じゃなくて、申し訳ございません。」

永瀬『はぁ…じゃあもう一回言うで。』

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クッソ怖ぇーーんだけど、この先輩。

海人ーーーーー！！！

神宮寺先輩ーーーーー！！！

私、この人なの？

永瀬『てか、メモは？』

「は、はい。すいま…も、申し訳ございません。」

永瀬『覚えれるんなら別にええけど。』

「…いや、メモ取ります。」

永瀬『じゃあ最初から取れよ』

この人、

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すっごい

苦手なタイプなんですけどぉぉおおおおお！！！！！

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