7「時間なんて」 ページ25
私たちは再会してまだ半日くらいしか経っていないのに、そんなに早く”好き”という感情が生まれるものなのだろうか。驚きで飛び起きた。
「何を、言ってるの・・・？」
深澤「抱きしめている理由？」
「好きっ・・て、好きって何！？」
なんだかよく分からないけど、鼓動が早くなっている。たぶんこれは、驚きのほうだ・・たぶん。
「だって、私たち十数年ぶりに会ったばかりなのよ？」
深澤「時間なんて関係ないでしょ。好きになっただけ。好きに、理由なんている？」
彼も起きて、私を見つめながらそう言った。冗談だと思っていたのに、彼の顔は真剣そのもの。
上手い反論を返せず口ごもっていたら、彼の顔が徐々に接近してくる。逃げられなくて、咄嗟に目を瞑った。
「っむ！ぅぅ・・」
頬を片手でむぎゅっとされた。
深澤「プッ、あはははっ！！(笑)タコみたい！」
彼は大口を開けて笑った。私をタコみたいにしたのは貴方でしょうが！というツッコミをしたいのにできないのは、まだ彼が私の頬を掴んでいるからで。
深澤「キスされるとでも思ったの？」
「むぅ、」
深澤「かわいーな・・したいならしてあげるけど、俺止まらなくなっちゃう。それでもいいの？」
完全に掌で転がされている。彼の目が獲物を狙っているかのようにギラついた気がした。
私は立派な大人だから、この先何が待っているかなんて暗黙の了解で分かってしまう。
明確なイエス・ノーを言わなくても、瞳が見つめ合えばそれはもう合図でしかない。
「んっ・・・」
初恋のような優しいキスが降ってきた。と思ったらそれはすぐ噛みつくような勢いのキスに変わっていく。
首筋をツーっとなぞるように手を滑らせて、口づけもしていく。自然に服の中の入ってきた手は、目的の膨らみを探すみたいにお腹の上を這う。
「あっ、そこはっ、、ひゃぁ、、」
深澤「なに、ここがいーの？」
彼は見事に私の気持ちいいポイントを見つけては攻めていく。ウブな感覚が全身を駆け巡って麻痺していくみたい。
深澤「元カレともやってたんでしょ？毎回こんな反応？」
「や、違う、、、んぁっ！」
深澤「俺だから興奮してんだ？かわいい、」
彼と付き合ってた女の子が言ってた。辰哉は上手だと。
今それを全身で分かってしまった。
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みあ(プロフ) - スノ姫さん» スノ姫さん。コメントありがとうございます。素敵なリクエストです！参考にさせていただきます。 (2021年10月7日 0時) (
レス) id: f3c1546d7f (このIDを非表示/違反報告)
スノ姫 - アラフォーだけど、付き合ってた彼氏に浮気され、別れた所で街をふらついて歩いてる所に男友達の深澤君と会い恋人になったと言うシチュエーションをお願いします。 (2021年9月26日 4時) (レス) @page1 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2021年9月25日 14時
