騒ぎ過ぎると説教されるから気を付けろ ページ4
『たでーまー』
「ん?Aさん、珍しいですねぃ。こんな遅くに帰ってくるなんて」
『あー、ちょっと知り合いに会ってさ。話してたら遅くなったんだわ』
総悟はいっつも帰って来るの待ってるよなぁ。子犬系なの?は?殺しに来てんの?怖いよ…?その可愛い顔で私を殺しに来ないで……。可愛いけど怖いからね?
その場にしゃがんで頭を抱えていると、誰かに蹴られた。
『あだっ…』
「あ、悪ぃ…」
『土方くん!!』
「いやだから悪ぃっつってんだろ…」
『分かってる!!そんな事言ってる場合じゃないよ!!』
「じゃあ何だよ!?」
声を荒らげながら土方くんに叫ぶ。案外土方くんも興味を持ってくれたから特別教えようではないか。
総悟も私の後ろで少し驚きながらこっちをじっと見ていた。
私は後ろに立っている総悟を指さして声をあげた。
『総悟が私の帰り待ってるの子犬っぽくて可愛い!!私の事殺しに来てる!!どうしたらいい!!?』
「うるせぇよ!てか、こいつが子犬系に見えるって何だ!?このサディスティック星の王子がか?眼科行くか?良い眼科紹介するぜ?」
『失礼だね。私の目は正常だっつーの』
何だこいつ…総悟は子犬系男子だろーが。可愛いだろーが。あ、でも土方くん暗殺計画練ってる時は悪魔だけどね?それがまた良いんだよ。うん、ギャップってモンよ。
廊下で騒いでるのを聞き付けたザキくんに説教された私と土方くん。総悟は直ぐ逃げたよ。寝るってさ。
歩いてる時はしっかり前向いて歩いてないと人にぶつかるから気を付けろ→←出掛けて偶然知り合い見つけたけどそっくりさんかもしれないと思うと声掛けづらい
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作者名:東雲 | 作成日時:2023年1月25日 0時