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#4 ページ30
「あの天然パーマが。来るなら来るって最初から言えってんだよ」
俯いていた新八が顔を上げる。
彼の目には涙が溜まっていた。
「どうせ来ると思ってたけどね。天邪鬼が」
Aはふっと笑い、船艦を見る。
と、何やら大砲の発射口付近で何か光っている様に見える。エネルギーでも集めているかの様に。
『……』
「…アレ、なんか撃とうとしてない?」
「ウソ…ウソだろオイ…皇子だよ。仮にも皇子だよ」
『“仮“でもバカには変わりないからねバカ皇子』
「ヤバいってコレ!早く逃げ…」
船艦を見た新八やハタ皇子、その部下のオジサン達は逃げようと振り返る。
その時、足元からドォン!と音を立てながらなにか飛び出してきた。
「それ私の酢昆布ネェェェ!!」
飛び出て来たのは、アッパーを食らった銀時と、其奴にアッパーを食らわせた神楽だった。
『(てか、オジサン助けてくれるんじゃなかったっけ?思いきりビーム飛んできそうなんだけど…)』
神楽達を気にしながらも、船艦を見つめるAだった。
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作者名:東雲 | 作成日時:2023年1月25日 0時