情報屋兼真選組副長補佐【銀魂】 (ページ29)

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『世の中のお父さんってのはみーんなこんな感じなの？銀時ィ』

「ふっ、知らねーなァ。こんなだから娘に煙たがられちまうんじゃねぇのか？お父さんよォ。アンタ自分(テメー)のガキ一人信じることが出来ねーのかィ。

神楽(アイツ)がこんなモンで死ぬタマだと思ってんのかィ？五分だ。五分だけ時間を稼いでくれ。俺を信じろとは言わねー。

だが……神楽(アイツ)の事は信じてやってくれよ。

A、そっちは頼まァ」

銀時はそう言って、足元に木刀を刺すと、そのままえいりあんに呑み込まれていった。

「なっ…！お、お前…」

『…いい？五分だよ』

Aがそう言う。
すぐ後ろには、新八とバカ…じゃなくて、ハタ皇子の首根っこをくわえた定春。そして、その部下。

「貴様らァァ！！このオッサンが目に入らねーかァァ！！」

「今撃ったらもれなくこの央国星皇子ハタ様も爆死するぞォォ！！もれなく国際問題だぞォォ！！」

『オジさん、五分！カップ麺作れる！』

Aと新八と皇子の部下(眼鏡二人)が声を荒らげる。
その間には、定春に触覚を引っ張られ、声をあげるハタ皇子。

それを見ていた星海坊主が新八に言う。

「て、てめーら…」

「チャイナ娘には世話になったんでね…」

「撃たないよね？コレ撃たないよね？大丈夫だよね？」

ガクガクと震えながら言うハタ皇子とその部下。
新八は呆れた様に「…ったく」呟いた。