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ターミナル周辺にいた人達は悲鳴をあげてその場から逃げる。
その中で、リポーターやカメラマンとみられる人物達だけが残っていた。
「謎の生物が急激に巨大化しております!これは危険です!これは危険です!私も流石に逃げたくなってきま…」
「おーう、危ないぜィ。どいときな」
「あーー!真選組です!我らが江戸の守護者武装警察真選組が駆けつけてくれました!もォ大丈夫です。これで…」
と、沖田はメガホンを取り出し、ターミナルに向かって話し始めた。
ん?待てよ?この光景前にも見たぞ?と思った方。それ多分大正解。
「えいりあーん、お前は完全に包囲されている。大人しく投降しなさい」
「え?…ちょっと何やってんですか?」
「故郷のお母さんも泣いてるぞ。こんなえいりあんにする為に産んだんじゃないってな。ねェお母さん。何か言ってやってください!」
「えっ!マジで!?ウソ…」
振り向いた先にはえいりあん(仮)。
「お父さん、最後になんて言って死んでいったかアンタにわかる!?お父さんねっ、最後までアンタのこと……ごぶォ!!」
えいりあん(仮)がえいりあん(本物)によって吹き飛ばされる。
一方、車内に居る土方とA。
『ねぇ…この人達何がしたいの』
「知るか」
外でのやり取りを引いた目で見ていた。
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作者名:東雲 | 作成日時:2023年1月25日 0時