出掛けて偶然知り合い見つけたけどそっくりさんかもしれないと思うと声掛けづらい ページ3
「いつから？」
『ん？』
「
『出てって直ぐだよ。テキトーに歩いてここに来た』
方向音痴でも偶には役に立つもんだね。行き当たりばったりも良いけど、危ないかな。次は計画立てよ。
「あん時、ババァんとこで酒頼んで拒否られてたのもお前？」
『何でそんな事覚えてんのさ。まあ、私だけど』
「仕事中に飲んでたアルか？」
『いや、休憩中』
「いや、それただサボってただけなんじゃ…」
私の一言にツッコミを入れる新八くん。眼鏡のくせにやるな。新八くんが居るから万事屋は成り立つのか。
「銀ちゃん、もしかしてA姐の事であんなに悩んでたアルか？」
「……ソーデスケド…」
「銀さん、凄いカタコトですけど…」
銀時も昔っから変わってないな。何か、良かったと言うか、安心したと言うか…。変わってない方が接し易い。
それから数時間、万事屋で話をしていた。
攘夷戦争に行っていた頃の話、ここに来て何をしていたか。
「もう帰っちゃうアルか？」
『嗚呼、帰らないと鬼に雷落とされっからさ』
「そんなに怖ぇのか？」
『まあ、“鬼の副長” って呼ばれてるからね。私はその補佐だからさ。手伝いしないといけないんだわ』
「大変ですね。無理しないで下さいね」
『ん、ありがとね。じゃ、またね』
私は三人にお礼と挨拶をして万事屋を出た。
騒ぎ過ぎると説教されるから気を付けろ→←自分後回しで相手優先する奴は沢山いる
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作者名：東雲 | 作成日時：2023年1月25日 0時
