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子作りは計画的に#1 ページ12




と、その時。
銀行の出入口、自動ドアに人影が映る。





「かまえ!!」





沖田がそう言いながら右手を上げる。


総悟…お前もちゃんと仕事出来るんだな。あとは書類仕事をしっかりしてくれれば良いんだけど…。無理か。


その人影が近付くと、目の前の自動ドアが両方に開いた。





「いいから来いってんだよ。あれだ。マロンパフェやっから?なっ?」



『バーコードハゲ……あだっ…』





ハゲと呟いた私の頭にチョップを入れる土方くん。

ねえ?痛いんだけど?てかみんな思ったよね?私が代表して言っただけだよ??


そのハゲの隣にはめちゃくちゃ見覚えのある可愛い女の子が腕を掴まれていた。






「ちょ、離してヨ。離れて歩いてヨ」



「何だお父さんと歩くのが恥ずかしいのか!?どこだ!!どの辺が恥ずかしい!?具体的に言え、お父さん直すから!」



「もうとり返しのつかないところだヨ」





えっ?神楽ちゃんの…お父さん?いや、どこのお父さんもいずれかはあんな感じになるんだよ、うん。可笑しくはないよ。





「神楽ちゃん、人間にはとり返しのつかない事なんてないぞ!どんな過ちも必ず償える!」



「無理だヨ〜。一度死んだ毛根は帰ってこないヨ〜」





神楽ちゃんのお父さん(仮)は神楽ちゃんの腕を引っ張りながら言ってしまった。


真選組はこの状況ただただ黙って見ている事しか出来なかった。

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作者名:東雲 | 作成日時:2023年1月25日 0時

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