自分後回しで相手優先する奴は沢山いる ページ2
銀時side
「ただいま戻りましたー」
「おけェり。あり?神楽は?」
「神楽ちゃんは前にあった真選組の方と話してますよ」
「はあ?真選組??なぁんで彼奴らと…」
待てよ…確か彼奴居たよな…。瞳孔開いてる奴とかバズーカをぶっ放してくる奴居たけど。
ソファでジャンプを読んでいると、玄関から神楽の声が聞こえてくる。
「銀ちゃ〜ん、新八〜!ただいまヨ〜!」
「お帰り、神楽ちゃん」
「おけェり〜、かぐ…ら……」
振り向くと、神楽の他にもう一人。あん時に会った真選組の女。A。
その女は『ど、ど〜も〜』と無理矢理作った笑顔で言う。
「A」
『え…あ、はい…?』
「愛結だよな」
俺は此奴の名前を確かめる様に何回も呼ぶ。
気付いたら、俺はそいつを抱き締めてた。探してた女が見つかったからなのか、それともよく分かんねー他の気持ちか。多分前者だろーな。
驚いて声を上げるガキ共は無視して、Aの耳元で呟いた。
「……どこに居たんだよ…心配させんな…」
やっと見つかった女と会って、泣きそうになってんのか、掠れた声だった。ハッ…ダセェな。
昔っから相手優先で自分の事なんか後回し。それも
自分の事はお構い無しだからよォ…相手護って突然消えちまう、なんて事が有り得んだよ、こいつは。強ぇ事は分かってる。けど、テメーのその命、大事にしろってんだ。
俺の気持ちなんざ知りもしないAは俺達に座る様促した。
出掛けて偶然知り合い見つけたけどそっくりさんかもしれないと思うと声掛けづらい→←軽〜い設定
244人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:東雲 | 作成日時:2023年1月25日 0時