十字架のネックレス ページ6
「それで、Aはこれからどうするの？」
クローリーが私の髪を撫でながら聞いてきた。
「そろそろ、ミカ達に転機が訪れる。そうしたら、私は優ちゃんについて行こうと思う」
「え、そのミカって子は？」
「ん〜。まあフェリドが色々裏から守ってくれるから平気」
ただ、優ちゃんとミカ以外の家族は死んじゃうけどね。
「じゃあ僕とも会ってくれないの？」
「貴方が呼んでくれればすぐに行くわよ」
私は彼に、十字架のネックレスを渡した。
「これに願えば、貴方が何処に居ようとも駆けつけるわ」
「十字架か〜。何か久しぶりに見たよ」
「貴方が人間の頃はずっと付けていたのにね」
彼は昔、人一倍の信仰心を持っていた。
「まあね」
クローリーは私から受け取ったネックレスを付けながら答えた。
「じゃあ、私はそろそろ行くわ」
「うん。またね」
クローリーに手を振ってから、私は図書室を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
巳早(プロフ) - 闇猫あみ姫さん» コメントありがとうございます！前作も読んで下さったんですか！？めちゃくちゃ嬉しいです(*´ω｀*)ご期待に添えられるよう、頑張ります！！どうか、お体にはお気を付けて下さいね！ (2016年3月3日 23時) (
レス) id: 4868fc20fd (このIDを非表示/違反報告)
闇猫あみ姫 - 此れからも、応援させて頂きます♪長文失礼します(｡-_-｡) (2016年3月2日 17時) (レス) id: 59b3e9e05f (このIDを非表示/違反報告)
闇猫あみ姫 - 」終わりのセラフでまた、巳早さんの作品を見れるなんて嬉しいです♪(●u丱u☆笑)o*ﾟ。巳早さんが書いた「吸血鬼に可愛がられた少女」入院している時に読ませて頂きました！とても、とても、お話が良くて退屈な入院生活の中で楽しめました!!ありがとうございます♪ (2016年3月2日 17時) (レス) id: 59b3e9e05f (このIDを非表示/違反報告)
巳早(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！ファンですか！？めちゃくちゃ嬉しいです(*´>ω<`*)そのお言葉を励みに頑張ります！！ (2016年2月6日 12時) (レス) id: 4868fc20fd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 読んだらファンになりました。(*≧∀≦*)続きを楽しみにしてます。(*≧∀≦*) (2016年2月6日 11時) (レス) id: 4598f1cbb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
