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「Aさんッ！」
入ってきた仗助と億泰。
仗助は私の左半身の穴を見て固まっている。
「Aさん！あんた吸血鬼なんだからすぐに治るとかじゃあないんスかあ？」
「今は紫外線防止薬を塗っているから回復が遅くてな…何事にもメリットとデメリットがあるんだよ」
「きゅ、吸血鬼…？」
目を開けた康一君が私の腕の中で驚いた顔をしている。
ついでに仗助の後ろの億泰は「あ、あんたがAなのか…？」と声を上げている。
「君とそこの彼もそうだが…私のことを知っているのか？知り合いではなさそうだが…」
「……あのよォ、あんた、DIOって男知ってるか？」
「っまさか…君たちもあのバカに何か被害でも受けたのか！？」
「あ、あのバカ……？」
「そうだったら言ってくれ！あのバカの代わりに私がしりぬぐいするから」
私の言葉が予想外だったらしく目を見開く少年。
億泰はじっと私の目を見た後、奥の少年に語り掛けた。
「なあ、兄貴。この人に相談してみようぜェ？」
「…億泰、てめえほだされたのか？」
「確かに俺単純だがよォ、この人ならこう…信じられる気がすんだよな」
「や、やっぱり被害者が…！」
怯えるしかない。
あのバカな昔なじみはエジプトからこんなに遠い日本にも何かしらの被害を与えていたのか…！
ため息をついた目の前の少年は構えていた矢を下ろし、私たちに「ついてこい」と一声かけてから歩き出した。
とある部屋を開く。
その部屋には、体の肉が見にくくただれた生き物がいた。
「…親父なんだよ」
「…この……人が？」
「ああ。俺らの親父ははっきり言って世の中の負け犬だった。
当時8歳だった俺と5歳だった億泰もよく手を挙げられていたさ。
だが、ある時から急に親父のもとに札束や宝石、貴金属などが転がり込んできたんだ。
その期にはもう、親父の頭には『肉の芽』が埋め込まれていたんだよッ！」
…そのせいで、彼らの父親はあの、DIOと再会した日から彼らの父親はこうなってしまったらしい。
ふむ…なぜ肉の芽が暴走してしまったんだ？
まあ、これに関しては後々カーズと張本人のDIOに解明させるとして…今は彼らの父親を治すこととさっきからその父親がごそごそといじっている紙切れがすごく気になるのでそっちも直すことだ。
「仗助」
「何スか？」
「あの…父親がごそごそしている紙を直してみてくれ。その間に私は彼らの父親を治してみる」
「了解っス！」
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
