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その日は朝から雨だった。
いやぁ、雨と曇りと雪はいいと思うよ。フードも日傘も差さなくていいし(まあ、一応日傘はカバンに入れておくし普通の傘は差すが)。
「雨か…まさか、アクア・ネックレスは雨にも混じれたりしてな」
冗談交じりにそう言うと、後ろから「正解」と承太郎以外の声が聞こえた。
振り向くと、アクア・ネックレスが視界の端に見える。
「っ何…！？」
首を絞められ、声が出ない。
アクア・クイーンを…一旦しまって…出す！
『…捕まえたわ』
空気が流れ込んできてゲホ、と少しだけ咳をする。
私の後ろにはアクア・ネックレスを掴んでいるアクア・クイーンがいた。
「…捕まえたぞ、アクア・ネックレス」
とりあえずは本体を確保するのが先だと、アクア・ネックレスを瓶に入れて承太郎に渡した。
首の赤いあざはすでに治った。
「仗助、アンジェロをどうするかはお前に一任する」
「…え」
「一度はたしかに祖父を殺されたのはお前だろう？お前がケリをつけるんだ」
「……分かりました」
一瞬だけ逡巡した後、俯いていた顔を上げた仗助。
その目には、確かに本物の『覚悟』が宿っていた。
仗助がビンを上下に振ると、アクア・ネックレスと同じように飛び上がるアンジェロ。
向かい側の木の上で私たちを見ながらスタンドを動かしていたんだな。
私たちが近づくと逃げようとしたアンジェロだったが、仗助がビンを振るたびに体勢を崩していまうため逃げられない。
「誰も、もうおめ−を死刑にはしないぜ。俺も承太郎さんもAさんも日本の法律も、もうおめーを死刑にはしない。刑務所に入ることもない」
「仗助、あとは任せるぜ」
「やってしまえ」
アンジェロは切れた仗助によって顔だけは残して体は岩と同化させられた。
そしてスタンド使いの情報を吐いた後、近くを通った子供を人質にしようとした結果次期れた仗助によって完全に岩と同化させられたのだった…。
「…ああ、そうだ仗助。学校の間の少しの時間とかでいいから、街の案内をしてもらえないかな？」
「全然いいっスよ！」
よかった。
この町のことをあまり知らないから迷ってしまいそうで怖かったんだよな。
こうして、私たちは無事にアンジェロを倒すことができた。
しかし、これは物語の序章だった。
辛くて長い戦いは、これから始まる。
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
