45 ページ45
露伴に手を伸ばし、まぶたに触れる。
そのまま、キラークイーンを『奪った』。
その瞬間、私の喉に穴が空き、血が噴き出した。
私の目には、触れられないキラークイーンが残っている。
「A、何を…！」
「…承太郎たちに…伝えて、くれ」
すまなかった、とーー。
爆発音とともに、私の意識は、消えた…。
#######################################
朝起きると、露伴から電話があった。
川尻早人が見つかったらしい。
「わかった。今行くよ」
支度を終わらせた時に外からクラクションが聞こえた。
露伴が車で来てくれたらしい。
「この時間だと、学校に行くはずだ。とりあえずそこで止めて、ヘブンズ・ドアーで記憶を読む」
「ああ。わかった」
だが、待てど暮らせど川尻早人は来ない。
おかしいな…？
「来ないな…」
「僕の調査が間違っているとでも？」
「そんなこと思っていないさ」
私の言葉を理解した上で憤る露伴をなだめながら待つ。
唐突に、喉に穴が空いた。
何が起きたか全くわからない。
露伴も、いきなり喉から血を出して苦しむ私を見て目を丸くしている。
「な、何が…っスタンドか！？」
『でも、誰もいなかったわよ！？』
アクア・クイーンも焦っているようだ。
何故だ…？わからない。
どこから、何のスタンドでダメージを…？
爆音とともに、私の意識は、なくなった…。
#######################################
朝、いつも通り起きた。
露伴から電話が来た。
川尻早人を見つけたらしい。
支度を終わらせ、露伴の車に乗り込んだ。
この時間、川尻早人は学校に向かうからその道中で質問をすることにするらしい。
「ああ、わかった」
待ってはいたが、何分待っても川尻早人は来ない。
学校じゃあないのか…？
「露伴、車の中で待ってたらどうだ？」
「このほうが見やすいんだよ」
「風邪引くぞ」
「普段から健康管理はばっちりだから問題ない」
自分でそういったくせにぶつぶつと愚痴を言う露伴。
だから車の中で待てと言っているのに…。
回りを見渡していた露伴が声をあげた。
承太郎と康一がいたらしい。
「やあ、二人とも」
「……姉さんたちか。川尻早人とは会えたか？」
「いや、それが来ないんだよ」
「遅刻とかしたんですかね？もうこの時間じゃあ間に合わないだろうし」
「そうかもしれないな」
仗助の叫び声が聞こえた気がした。
気のせいか……？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
