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振動する鉄柱。
あと何度かやれば折れそうだな…。
少しだけ様子を見ていると、変な音が聞こえて来た。
それは鉄塔全体から聞こえてくる。
「変な音が…？」
「今お前が『鉄塔』にぶち込んだ『パワー』が鉄塔全体を駆け巡ってる『音』だよ。
そしてよく考えてみなよ。『エネルギー保存の法則』ってのがあるよな…」
「シーザー、エネルギー保存の法則とは？」
「簡単に言えば、エネルギーの形態が変化する前後での総和は変わらないということです」
携帯が変化する前後…アクア・クイーンが蹴ったことで、足から伝わったエネルギーは鉄塔の支柱へと移った。
…まずいんじゃあないか？
「シーザー、避けろ！」
声を掛け、自分もその場から離れる。
私とシーザーの間を、先程アクア・クイーンが蹴ったエネルギーが飛んでいくのを感じた。
危なかった……あと少し遅かったら吸血鬼の本気を自分自身で体感するところだった……！
「シーザー、出ていろ。一応お前の後に私が入ったから、閉じ込められているのは私のはずだ」
「ったしかに出られますが、でも！」
「いいから。別に私も、今回は大怪我をする予定はない」
あいつをここに戻せばいいんだろう？
つまり……落とせばいいということだ。
支柱を蹴ってはエネルギーを避ける。
たまに当たりはするがそこまでのダメージは食らっていないから問題ない。
「よーし、トドメだ」
アクア・クイーンと逆の柱を思い切り蹴り飛ばす。
ドガァァァァン…と鳴り響いた音とともに落下してくる豊大。
そして、落下地点で暇そうなカーズが受け取ってそのまま鉄塔の中へと投げ入れてくれた。
「ってて…ひいっ！？」
「これで私も出られるようになったしな……
さて、ゆっくり『お話』しようか」
その後、豊大は『隅から隅まで知っているこの鉄塔の中ですらこんな目に合うんだから外に出るなんて怖い』と言ってこれまで通り鉄塔に住むことを決意。
謝罪された。
少し落ち着いた空気が一変したのは、仗助が『吉良吉影の父親』について聞いた時だった。
豊大の口から出た衝撃の一言。
『康一を、今朝新手のスタンド使いが始末した』
これは…早く探さなければ…！
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
