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『コッチヲ見ロォ！』
「っ！？」
まだ残っていたのか！？
康一と私は構えたが、仗助は冷静にクレイジーダイヤモンドの拳を叩き込んだ。
「ブッ壊す？俺はブッ壊すなんてことはするつもりはないっスよ、承太郎さん…。
逆っスよ。『治し』てんスよ。あの野郎が切り離したっつーんならね…」
ようやく、仗助のやりたいことがわかった。
『治された』シアーハートアタックは左手に戻り…飛んで行った。
つまり、この先に吉良吉影がいる…！
全員で手の後を追うと、左手はエステシンデレラの扉で止まった。
ま、まさか！？
中には、血まみれの吉良吉影に関するもの(服や財布など)と、顔を剥がれて死んでいる男、そして……喉に風穴を開けて倒れている辻綾がいた。
「いったい！？何が起こったんだーッ！？」
「綾さんッ！」
駆け寄ろうとした康一を制する。
この状況で…情報を知っている綾をこんな状態で放置するほど、あいつは甘くはないだろう。
綾が、吉良吉影の顔を言おうとした瞬間、カチリと音がした。
「っ綾！」
反射的に、体が動く。
爆発する寸前の綾に触れ、そのまま治癒の力を注ぎ込む。
爆発四散する綾の体と、治癒が交互に巻き起こり…。
なんとか、綾は助かった。
死と生が交互に起きたショックのためか、綾は意識を失ってしまっている。
「ふぅ……何とか無事だったか…」
ゴッ
そう行った瞬間、頭に鈍い痛みが伝わった。
「っつ……！」
「チッ……無茶しやがって！シーザーさんとじじいと花京院には伝えておくぜ」
「そ、それだけは……それだけはァ……」
止めようとしたが間に合わず、普通に連絡をされた。
最初にきたのはジョセフ。それからシーザーと典明。
な、なぜ私は殺人事件が起きたエステの中で正座をさせられて説教をされているんだ…。
「だいたい貴女はいつも…」
「そうですよ！エジプトの時だって…」
「昔もこんなことを……」
「「聞いていますか！？」」
「ちゃんと聞けよ！？」
「ウン……聞イテル…大丈夫…」
「うっわー…すげー剣幕」
「あの3人は姉さんの説教役の様なものだからな」
「怖いくらいですね…Aさん、片言になっちゃって…」
「姉さんは昔から無茶をするからな…こればっかりはしょうがない」
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
