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「カーズ、そこだ！」
バサァッ！と急直下したカーズ。
吉良吉影と康一の間へと降りると、吉良吉影は目を丸くした。
そうだろうな。それが普通の反応だと思うぞ。
「康一、大丈夫か？」
「あ、ありがとうございますっ！」
「…翼…！？それに、君はこの前死ぬほどの怪我を負わせたはずだぞ…！」
「………それは、『人間なら』の話だな」
カーズには吉良吉影を見ていてもらい、その間に康一の怪我を見る。
ボロボロじゃあないか……。しかも今、キラークイーンも前に立ちはだかっていた。
少し遅かったら殺されていたな…。
「…姉さんも来たのか」
「承太郎！お前…よく動けるな」
「本当は、俺が、そいつを殴ろうと思っていた……だが、姉さんがいるのなら…任せたぜ…」
ふらりと倒れ込んだ承太郎を支える。
全く……どれだけ成長しても抱え込むところは未だに変わらないな。
少しだけ、とりあえずは後遺症が治らない程度に二人を治してから吉良吉影に向き直る。
「可愛い弟に頼まれてしまったからな……君だけは、今ここで、止めさせてもらおう」
「はあ……邪魔ばかり入るね。しかもそのうちの二人は人間じゃあないと。
まあ、いい。殺せば全部同じだ」
気絶した康一と承太郎は念のためカーズに任せる。
キラークイーンがこちらにきたため、こちらもアクア・クイーンを出して対峙。
「弟…弟ねェ？あの男…20代に見えたが？」
「私はあいつの祖父の両親から見てきたんだ。たかが20歳後半くらい、まだ子供だよ」
殴りかかってきたキラークイーンの拳を避け、思い切り蹴りを入れたアクア・クイーン。
バチバチッ！と火花が散り、一瞬だけキラークイーンの動きが止まった。
「今…何を？」
「秘密だ」
太陽が平気になったことで波紋も練れるようになったから、多少は動きが止められるな。
それを確認し、波紋で固まっているキラークイーンを押し倒す。
「さて、どうするか…血でも吸ってやろうか？君の血は、健康に気を使っているから美味そうだしな」
「っ吸血鬼か…何かなのか…？」
「ああ、その通りだ」
キラークイーンと同じ様に倒れ込んでいる吉良吉影の元へ行き…気づく。
血を流していたはずの左手が…ない！？
『コッチヲ見ロォ！』
「っ何だと…！？」
後ろから聞こえてきた声に、反射的に振り向いた。
わたしの目に映ったのは、眩しい光のみだった…。
「…さん、Aさん！」
「…っ、じょ…すけ……か？」
「よかったぁ…」
仗助か…。よかった。
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
