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「ところでェ…俺ら、お金なくなっちゃったんスよねェ」
「ええ…仗助、お前金は計画的に使えとあれほど言っただろう？」
「すいませーん」
「……………今日の分だけな。パン一つで我慢しろよ」
「あざっス！」
甘やかしている自覚は十分にある。
だが、特に反省するつもりはない。
「というか、重ちーもスタンド使いなのか。よければ、昼ご飯を食べながら一緒に話さないか？」
「いいど！じゃあ、中等部で一緒に食べるど！」
「え、大丈夫なのか？」
「誰も来ないから大丈夫だど」
「うーん……じゃあ、こっそりお邪魔させてもらおうかな」
「あ！」
ポケットの中をごそごそと整頓していた重ちーの手から紙切れが飛んでいく。
宿題だったらしく紙袋を置いて走っていった重ちー。
見ておいてやるか…ん？
目の端に移った動く物に反射的に目が行く。
なんだ……犬か。
目を戻すと、さっきまで確かにあったはずの紙袋がなくなっている。
戻ってきた重ちー。
「あれ？お…おらのサンドイッチ…どこだ？」
「…ああ、さっきのパン屋の紙袋ならあそこにあるぞ」
「ちょいと離れた気がするけど…まあ、いいど」
紙袋を手に取り、私の前を元気よく走っていく重ちー。
人が少ないところを通り、裏の小窓から中へと入った。
「そうだ。食べる前にコーヒー飲もうと思ってたんだど」
「コーヒーがあるのかい？」
「Aさんもコーヒーでいいか？」
「ああ、ありがとう」
コーヒーを入れていると、仗助たちが入ってきた。
しょうがないな…二人の分も入れるか。
「二人は何を飲むんだ？」
「俺、ミルクティーで！」
「茶でおなしゃーす」
二人のリクエストに答え、重ちーに聞きながらお茶を入れているとガサッと紙のこすれる音がした。
顔だけのぞかせると重ちーの紙袋が倒れていて、仗助がそちらに手を伸ばしている。
怒る重ちーがこちらに戻ってきたところでちょうどオタyとミルクティーが入れ終わったため、重ちーには仗助と億泰の分を持ってもらい、私は自分と重チーノ分をもって戻った。
「ああっ〜ッ！おっ！おらのサンドイッチ！どっ！どこにやったァー！？」
知らないと言っている仗助たちに怒ったらしい重ちーは、ハーヴェストを部屋中に散らばらせた。
うーん……特に匂いはしないがなァ…？
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
