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「なーなー姉ちゃん。この金、この通帳に入れてくれってさ〜」
「承太郎からか？」
「せーかい。どーせねーちゃん、今日も殺人鬼探し行くんだろォ？」
「ああ、分かったよ」
渡されたカバンを手に取り、まずは銀行へ。
そこで知った顔に会った。
「仗助、どうしたんだ？」
「あーっとォ…金がねーなァと」
「はあ、そうなのか…」
ためていた2万円を使い切ったらしい仗助をしり目に、通帳に入金してから大事にカバンへとしまう。
自販機の下を探そうとしている暗い金がないのか…。
「たまには一緒にドゥ・マゴでも行こうか。おごるよ」
「いーんスか！？」
「ああ」
食い気味に顔を上げた仗助。
カサカサと自販機の下から音が聞こえ、二人でそちらに目を向ける。
最初に出てきたのはゴキブリだった。反射的に顔を背けた。
だが、次に出てきたのは…ほこりまみれの1円玉を抱えた小さな生物…生物？
それを追いかけた仗助。
まあ…お金を拾っていただけのようだし(しかも小銭)、別に私がいかける必要はなさそうだな。
その数日後。
露伴が鈴美と幼いころ会っていて、さらに鈴美が殺されたときに鈴美に命を助けられたという話を聞いた。
「この岸部露伴はいくら覚えていないくらい前の事でも恩を無視するような非道な奴じゃあないからね」
「そうだな。しかも命の恩人となれば絶対に返さなければならないよな。…ああ、そのことで一つ相談があったんだ」
「何だ？」
「お前のヘブンズ・ドアーで私に「太陽に光がだいじょうぶになる」と書き込んでほしいんだ。さすがに日の光がだめなのは戦ううえでハンデが大きくて…」
「…まあ、そのくらいならいいだろう。これはこれでリアリティのためにもなるしな」
露伴に書いてもらい、一応実験がてら太陽の下へと出た。
大丈夫だ…。久しぶりだな。
「ありがとう」
「この程度ならいい」
さて、せっかく日の光に当たることができるようになったわけだし近くの公園でも行こうか。
あ、ここだ…んん？仗助と億泰と…誰だ？
「仗助、億泰」
「あれ？Aさん…太陽大丈夫なんスか？」
「さっき露伴に書き込んでもらってな。大丈夫になったんだ」
「よかったじゃあねーかァ！」
「ああ。ところで、そこの少年は？」
「こいつ、重ちーっつーんスよ」
「重ちーくんか。私はA・A。仗助の…親戚？のようなものだ」
「この前、自販機の下から出てきたスタンドいたじゃあないっスか。あれの本体なんス」
「なるほどな…」
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
