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少年の名前を聞いて驚いた私たち。
彼が東方仗助か…。
不良少年たちの言葉にも従順に答えていた仗助だったが、一人の少年の言葉で彼の雰囲気が変わった。
「コラ！さっさと脱がんかいッ！バスが来ちょったろがッ！チンタラしてっとそのアトムみてーな頭もカリあげっど！」
服を脱ごうとしていた仗助の手がぴたりと止まり、ゆっくりと顔を上げる。
「おい…先輩。あんた……今俺のこの頭のことなんつった！」
それを聞いた不良たちが振り返った時には、すでに仗助は一瞬だけスタンドを見せていた。
殴り飛ばされた不良。
定助は倒れた不良の頭を一度踏みつけた後、カメを手に取った。
…ん？カメの怪我が治っているぞ？
しかも、殴り飛ばされた不良少年の鼻もググ…と治っていった。
だが、変形してしまっているな。治すスタンドを購入…しかし仗助が怒っている時だけはきれいに治らないといったところか？
「彼がジョセフの息子か…」
「やれやれだぜ…」
こちらをにらみつけてくる仗助とそれを見つめ返す承太郎。
その緊迫した雰囲気は、噴水の亀が水の中へ入った水音で定助が驚いたことで途切れた。
焦って噴水のほうを見た仗助の背に向かって資料を読み上げていく承太郎。
「俺の名は空条承太郎。なんつーか血縁上は、お前の『甥』ってやつになるのかな…奇妙だが…」
「私はA・A。血縁ではないんだが…あー……まあ、知り合いだ。格好のことはあんまり気にしないでくれ」
「『甥』？はあ…どうも」
とりあえず歩きながら助手の遺産について話した。
殴られる程度の覚悟はしていたが…仗助は私たちに向かって頭を下げた。
彼の母親は真剣に恋愛をして仗助を産んだと言っていたし、仗助もそれで納得している。
だから彼らに気を使わなくていいとジョセフに伝えてほしい…と。
なるほど…いい子だな。母親の教育がよかったのだろうなあ。
そんなことを考えていると、女子生徒たちが集まってきた。
ジョースター一族はみんな女性に人気だよな。
ジョナサンも本人が女性が苦手なだけで声をかけられていたし…おっと、隣の承太郎がイラついているな。とりあえずこの子たちを何とかしなければ。
「初めまして、バンビーナ達」
「え、だ、誰…？」
「知らない…」
「私たちは仗助に用があるんだよ。花の蕾のような君たちともお話をしてみたところなんだが、また今度一緒にお茶をしていただけないかな？」
笑顔でそういうと、女生徒たちは顔を赤くして去っていこうとした。
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珠雨(プロフ) - 見たかったので嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年6月20日 0時) (
レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 珠雨さん» 申し訳ございませんでした！非公開のままにしていたので今公開しました！ (2019年6月20日 0時) (レス) id: 3df8fd3191 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - あの、５話が抜けてますよ…？ (2019年6月17日 2時) (レス) id: c32d1c54bf (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ありがとうございます！次は5部の原作の前なので、例のごとく無茶ばかりする主人公を温かく見守ってやってください！ (2018年9月4日 18時) (レス) id: 7da074e648 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 4部も面白かったです...！続き待ってます！主人公がどうなるか(どうなってるか)とても気になります...！楽しみです(^-^) (2018年9月4日 12時) (レス) id: 325d5630b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆ | 作成日時：2018年8月2日 12時
