健人サイド1 ページ12
いつもより少し早く仕事が終わった俺はマネージャーの運転で自宅まで帰って来た。
土砂降りの雨のため屋根のあるエントランスからマネージャーの車を見送ってた時、ヘッドライトが照らした隣の公園に傘もささずうつむき、ぶらんこに座る女の子をみつけた。
気にはなったが、立場上安易な行動は取れない。
俺はエレベーターに乗って自宅の階を押す。
だがエレベーターが上がるにつれ、公園の子が気になって仕方なかった。
自宅に着くなり俺は玄関にあった傘を持ってすぐさま又エレベーターに乗り込んだ。
マンションを出て傘をさして彼女に近付く。
そっと傘を差し出した時、俺を見上げた彼女の瞳に言葉を失った。
守ってやりたい。
無意識にそう思う自分が居た。
彼女の正面に座る。
泣きはらした赤い瞳、ずぶ濡れの長い髪…
その全てを愛おしく思った。
人生初の一目惚れだった。
とにかく話しを聞いた。
大阪から彼氏に会いに来て浮気現場に遭遇…
ドラマのような話し。
とにかく彼女を笑顔にしたいと思った。
ただそれだけだった。
2人になってゆっくり話しをしたいと思った。
場所なんてどこでも良かったけど、立場上そういう訳にもいかない。
あいにく彼女はまだ俺の正体を知らない。
そうだ！あそこに行こう。
叔父が所有するビルの最上階、昔叔父が来客用に使っていたが、俺がアイドルになってから譲り受けて少しずつ改装してきた。
俺の秘密基地(笑)
普段からラブホリ先輩と呼ばれる俺でも実はお姫様だっこなんてした事ない。
悟られないように彼女を持ち上げる。
えっ？
女子ってこんな軽いの？
雨で濡れたワンピースから透けて見える白い脚にドキッとしながら彼女を車に乗せた。
母親以外の女性を助手席に乗せるのも初めてだし、秘密基地に連れてくのも勿論初めてだった。
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アップルレモン(プロフ) - はい。 もう、健人への愛が薄れることはありません。 ぜーったいに、愛し続けます！！！ (2014年10月13日 10時) (
レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
SZ-holic(プロフ) - アップルレモンさん» ほんとですか？嬉しいです(*^^*)これからも健人を愛してあげてください。愛が薄れた時は、又らぶほりっく。思い出してください。←黙（笑） (2014年10月12日 23時) (レス) id: 42cc598e38 (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモン(プロフ) - この小説読んだら、ちょっぴり薄れていた健人への愛が復活しました！ 本当に本当にありがとうございます。 (2014年10月12日 23時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
SZ-holic(プロフ) - アップルレモンさん» アップルレモンさん、もぅ感激なコメントに涙出ました（；＿；）本当に嬉しいです。かなり長いストーリーになっていますが、ご覧いただけたら幸せです。本当にありがとうございます… (2014年10月12日 16時) (レス) id: d5618f34ce (このIDを非表示/違反報告)
アップルレモン(プロフ) - こんなに、健人を愛しちゃっていいんですか？ もぅ、この小説読んだら、涙が止まらなくて大変でした(笑 読み終わった瞬間、テレポーテーション聞きました。ルージュも。 胸に、染みました。 この小説は、ファンタスティック胸キュンストーリーです！ (2014年10月12日 16時) (レス) id: 3eb5f519f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SZ-holic | 作成日時：2014年8月21日 17時
