死んだと思ったら何これ？２

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ﾌﾞｰﾝ
とうとうやってきてしまった。これからだ。

心を落ち着かせながらバイクを進める。

新「何でだよ。一緒に行こうよ〜」
貴『ごめんね、新一。私用があってね。』
新「わかった···」
貴『ありがとう』

新一は察しが良い。だから一緒にいたらバレてしまう。この救済を安全に終わらせたいの。
だからごめんね···


遊園地に着いた。あ、あそこにいる。
貴『おーい！待った···』

ん？あれはベルモット!?
何やってんだ···聞いてみるか···

ようやく離れた···よし、あそこからなら見えないだろう

貴『遅くなってごめんなぁ···』
新「やっと来た···」
貴『ごめんね···ちょっと迷ったんだよ···』
新「姉ちゃんが迷った？なんで」
貴『人混みに飲まれたんだよ。仕方ないじゃん。』

おお、こわいこわい。さすが平成のシャーロック・ホームズ···ボロを出さないようにしないと···


新「そっか···」
貴『ごめんね···』
新｢謝らないでよ。姉ちゃんが悪いわけじゃないし···｣
貴『！ありがとう···』

ほんとに新一はいい子だなぁ

貴『さ、行こう？みんなも待ってるよ？』
新「うん！」

嘘をつくなんて最低だよね。でも、巻き込みたくないから···

新一もみんなも楽しそう。これからあれが起こるなんて想像つかないよね···

子供と遊ぶ記憶を持っていない彼女-キュラソー-彼女のためにできることを考えるの···彼女さえ生きていたら···

ううん。暗いこと考えちゃダメ。成功させるんだから！

哀「−さ−。Aさん。」
貴『わぁっ！どうしたの哀ちゃん？』
哀「お昼食べるそうですよ。」
貴『そっか。ありがとね。』

ダメだ。考えすぎて哀ちゃんに不信感を与えちゃった···普通でいないと···

新「あ、A姉ちゃん！お昼ご飯何食べるの？」
貴『コナン君は何を食べるの？』
新「僕？僕はねぇ、これ〜」
貴『お、美味しそうだね。私もこれにしよ〜っと。』

楽しいなぁ。こんな時間が続けばいいのに···続くわけもないけど···それより視線を感じるようになったなぁ···どこから見られてるんだろ？あ、これ美味しい。

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