時給いくらで買えますか？【禪院甚爾】

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No side






A 「行けますよ、、舐めないでください」






強気で意気込んで1歩踏み出したわけですが、



高熱のせいで視界がグラグラと揺らぎます







A 「無理です、、休みます」






完全なる即落ち二コマです



完全に呆れている甚爾は何も言えません







ふらっふらしながらベッドに戻って寝転んだA



いつもベッドの上で生活している甚爾は行き場所が無くなって突っ立ってる始末です





何かした方がいいのか、ほっといていいのか少し考えていた甚爾ですが、







高熱のせいで面倒くささに拍車の架かったAは止まりません






A 「、、なんで突っ立ってるんですか、、ムカつきますね、出てってください」






甚爾 「あ？」






いつもより理不尽が過ぎる発言に一瞬フリーズした甚爾






A 「だから、！出て行ってくださいって、、自分より元気な人みると、イライラして寝れないので、」






頭も上手く回ってないので、自分がどれだけ暴論を言っているのかもわかっていません






甚爾 「知らねぇよ、黙って寝ろ」





綺麗に受け流す甚爾ですが、理不尽の女王はさらに続けます






A 「だいたい、私あなたの事嫌いなんですよ、、あなた育ち良いですよね、食べ方が異常に綺麗なんですよ、、そういうのムカつきます、、毎日毎日体売ってる私を内心見下してるんでしょ、、」






甚爾 「別に見下してねぇよ」






これも見事に受け流す甚爾


ですが、






A 「、嫌いです、あなたみたいな恵まれた人、、恵まれてない私の気持ちなんてわかんないですよ、、、出てってください、」





恵まれた人間だ、と勝手に決め付けられた甚爾



決して恵まれた生き方をしていない甚爾にとってその言葉は地雷のようなものでした






甚爾 「そーかよ、」






これは受け流せない甚爾






甚爾 「出て行ってやるよ」






せっかく気遣ってやったのに、


こんなにめんどくせぇ女、もっと早くに捨てれば良かった、と思いながら甚爾は家を出ていきました





随分小さな事が原因で甚爾の経った1ヶ月の居候生活は終了してしまいました













いつにも増して理不尽だったA、


本当はもっと別の事が言いたかったのではないでしょうか、、

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