それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】 (ページ40)

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Aside

夏油｢この辺りだったかな？｣

A ｢うん、多分この辺｣

1年ぶりに来たこの場所

去年花火を見た場所だ

花火が上がるまでまだまだ時間があるね、と話しながら腰を下ろす

灰原｢さっき言ってましたけど皆さんで旅行行ったんですか？｣

興味津々そうに聞く灰原

A ｢去年の夏だけどね、みんなで海行ったの｣

あの時も色々大変だったなぁと思い出す

灰原｢海いいですね！、僕も妹とよく行ったなぁ｣

呪いの見える妹がいるって言ってたっけ、

兄妹だから灰原に似てるのかな？

なんて考えながらかき氷を食べる

家入｢来年も行こうって言ってたのに、結局行けなかったな｣

夏油｢今年は色々忙しかったからね｣

そう、色々(・・)、、

五条｢来年行けばいいだろ｣

夏油｢来年は今年より忙しいかもしれないよ？｣

五条｢そうか？別に大丈夫でしょ｣

家入｢今年より楽な夏が来てくれると嬉しいんだけどね｣

そうだね、と黙り込んでしまう

今年の夏の事はみんな知ってる

そのおかげでみんな苦労したみたいな所はあるし、

それぞれがここ2.3ヶ月の事を思い出すかのように静まった

嫌な空気だと思って話題を出す

A ｢来年は6人で旅行しようよ、海でもいいしそれ以外でもいいし｣

灰原｢それいいですね！行きたいです！｣

1番最初にノってくれたのは灰原

夏油｢名案だね｣

五条｢思い切って海外とか行くか？｣

家入｢移動が楽なので頼む｣

次々に賛同してくれて、重い空気が消えていく

灰原｢どこ行きましょうか！｣

だいぶ気が早い灰原に笑みが漏れる

A ｢やっぱり食べ物が美味しい所がいいなぁ｣

五条｢んじゃやっぱ海外？｣

夏油｢そんなに海外旅行したいのかい？｣

だって行ってみたいじゃん、と答える悟

でもさすがに海外は厳しいかな、

A ｢七海はどこ行きたい？｣

私も行く前提で話を進めないでください、とか言われるかと思ったのに、

七海｢、、北海道とかどうでしょう、海の幸も山の幸も美味しいと聞きますし、海外より行きやすいかと｣

A ｢おお〜｣