それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】

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Aside






せっかくすくった金魚達も高専では飼えないので店主に返すことにした







灰原 ｢そろそろ何か食べたくなってきましたね！｣






五条 ｢俺りんご飴食いたい｣






家入 ｢焼き鳥食べたい、あと焼酎｣






七海 ｢家入さん、まだ未成年では？｣









ああ、久しぶりだな、この感じ






最近は1人の任務が増えて、その度に嫌な思いが振り返して



考え込んで辛くなって、





そんなのばっかだったから、こうしてみんなと一緒に楽しめるっていうのがすごく嬉しい





みんなと居れば辛い事を思い出さないから





もうずっとこれでいいのに、、








夏油 ｢どう？楽しい？｣








前の4人を眺めていると隣を歩いていた傑に聞かれる







A ｢楽しいよ、すごく｣







ニッと笑ってそう答えると







夏油 ｢それなら良かった、少し寂しそうな顔をしていたから気になって｣






勘違いだったみたいで申し訳ない、と困り顔で傑は笑う







A ｢そっかぁ｣







顔に出てたつもりは無いのに、傑には何故か見透かされてしまう




不快では無くて、一種の安心感を感じる





“傑は分かってくれてる”という安心感







A ｢傑はどう？｣







夏油 ｢私も楽しいよ｣






A ｢ほんとに？｣






その割には静かなんじゃない？、とからかいながら言ってみると






夏油 ｢ハハっ、本当だよ｣






笑った傑は前の4人を見て




再び私に視線を戻してこう言った







夏油 ｢楽しそうな君達を見る事が私の楽しみだからね｣







向けられる傑の視線はどこまでも優しくて






大人な彼とは反対に子供じみた事を言ってしまう







A ｢、、それじゃあ傑がもっと楽しくなるように私ももっと楽しまないとね！｣

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