106 ページ12
Aside
迷ってる
この3日間ずっと、
ゴトン、
昇降機の動きが止まった
金属製の扉が開き、地下特有の冷気が足元に流れた
高専最下層
この先にあるのが薨星宮の本殿
先に降りた傑を追って私も降りる
続いて理子と黒井さんも
黒井 ｢理子様、私はここまでです｣
黒井さんは立ち止まった
そして深いお辞儀をしてこう言った
黒井 ｢理子様、、、どうか、、
震える声が
顔は見えないのに泣いているのだと認識させる
すぐ後ろにいた理子は黒井さんの方へ駆けて行き、
天内 ｢黒井大好きだよ、ずっと、、、！！これからもずっと！！｣
その小さな腕で力強く黒井さんを抱きしめた
黒井 ｢私も、、、！！大好きです、、｣
涙を流しながら黒井さんは理子の頭に手を添えて、強く抱きしめた
これが
“愛”なのかもしれない
2人を見てそんな感想が最初に浮かんだ
理子にとっての黒井さんも
黒井さんにとっての理子もかけがえのない“家族”
お互いの幸せを強く願った絆が2人の間にあるんだと思った
目の前の光景を直視出来なくなって目を逸らす
視線の先は灰色の地面
さっきまで見ていた光景より冷たい感じがした
自然と呪具を握る手に力が入る
ああ、、
やっぱりまだ、
迷ってる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 433人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃりー(プロフ) - 若葉さん» 日課にまでして頂けるなんて、！！嬉しい限りです😭😭 (10月4日 21時) (
レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 続編も楽しみです！更新される度にすごく嬉しくて毎朝電車で読むのが日課です✨1日頑張るパワーになってます！青春×切なさ最強すぎます(;_;) (10月2日 23時) (レス) @page50 id: 07621e18e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - きゃりーさん» 本当です！ (8月31日 16時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - ゆかりさん» 頑張れ五条!!って感じですねぇ (8月31日 13時) (レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 寧ろ悟に押し倒して欲しいくらい (8月30日 16時) (レス) @page34 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃりー | 作成日時：2023年8月16日 12時
