深い闇 ページ16
あと、5分だよ。無惨、死ぬ覚悟できたかな?
無惨「俺は、死ぬわけにはいかない。」
(そう言って、無惨は身を守るために全身を肉の鎧で守った)
無惨「吹雪、貴様も来い。」
(無惨に引っ張られ、無惨と一緒に中に入る)
炭治郎「吹雪!!」
伊黒「炭治郎、あれを斬るぞ。」
(暗闇の中)
ここは?あ、無惨の中か。やばいな、あと一回呼吸を使ったら死ぬな。使わなくても、死ぬのに。
もう、ここで死のうかな。
無惨「前を向くな、人を信じるな。希望を見出すな。」
鬼には、ならないからね。
鬼「鬼ではなくなれば、数年の内に死ぬのだそ。痣の代償を払わねばならぬ。」
私は、もうじき死ぬ。でも、皆んなの元へ帰る。
無惨「行かせない」
(無惨は、吹雪の足を掴む)
帰らないと、私を待っていてくれる人がいる。
無惨「誰も、待っていない。」
そうだろうか?
(吹雪の耳には、聞こえている)
?「吹雪さんが、無事に帰ってきますように。」
千寿郎君だな。
?「私の可愛い、子供達が無事に帰ってきてほしい」
お館様。
帰らないと……
(その時、吹雪の真上に誰かが手を差し伸べてくれている)
あの手は、玄弥お兄さんと響凱だ。無惨、行くね。
無惨「私を置いて行くなアアアア!!
バイバイ、無惨。もう、鬼なんかになるなよ。
(吹雪は、手を差し伸べてもらい元の世界に戻った)
うう……体が痛い。
伊黒「吹雪!(ギュー)」
あ、伊黒さん。カナヲちゃん、皆んな無事だったんだね。
善逸「悲鳴嶼さんが、無惨の動きを止めてくれて何とか無惨を日を浴びせることができた。」
そう、でもまだ終わっていないよ。
善逸「え?」
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作者名:和田 | 作成日時:2021年5月24日 15時