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31 You side. ページ31
You side.
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正直
有耶無耶にしていた。
今の状況で十分、楽しいから。
でもこれからもっと仲良くなるんだったら
いつか聞かなきゃな。
そう思っていた。
彼の口から、
「名前、教えてください！」
そう言われた時、
すごく嬉しかった。
嬉しくて嬉しくて、
ああ、私に興味があるんだ。
そう思った。
彼は俯いているから顔はわからないけど、
耳が赤いのを見ると、
きっと顔も真っ赤なのだろう。
勇気出して
聞いてくれたんだ。
彼は顔を上げ、目があった。
やっぱり彼に顔は真っ赤で、
でもなにかスッキリした目だった。
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作者名：ミル | 作成日時：2017年8月23日 21時
