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ぐいっと彼女を引き上げながら、
「僕もう帰るんで。」と伝える。
というか軽いな、この人。
しかも勢いで手を繋いでしまった。
やわらかかったな、手。
って俺何考えてるんだろ。
やばい、恥ずかしい。
色々考えながら赤面していると、
彼女はもっと赤い顔で慌てている。
「いや大丈夫ですよ!!
本当に帰るところならあれですけど...
あっ...!私が帰りましょうか！？」
あんまりにも慌てるので、
俺も慌てて「いやいや！」と言う。
彼女も同じように「いやいや」と、
なんだかおかしな状況になってしまった。
何やってんだろ、俺ら。
そう思うと自然と笑いが込み上げてきて、止まらない。
基本俺は笑い出すと止まらない。笑
彼女もずっと笑っている。
笑った顔もすごく魅力的で、自然と胸が早くなった。
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作者名：ミル | 作成日時：2017年8月23日 21時
