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浅村side
学校前に止まっているパトカーに、逮捕された真田くんが乗せられるのを、私は呆然と見つめることしかできなかった。
「真田くんはこれからどうなるんですか?」
私は隣に立つ嶋田さんに聞いた。
「まずは署で取り調べを行い、家裁に送られ審判を受けることになる。そこで刑事処分相当と判断されたら検察官送致となり、まぁ最悪の場合、少年院に行くことになるな」
「浅村先生!」
名前を呼ばれ振り向くと、学級委員長の尾崎さんがいた。
「どうしたの?」
「悪いのは真田くんだけじゃありません」
どういうことかを教えてもらうと、一ノ瀬先生が真田くんを挑発したらしい。
それにしてもいつもの尾崎さんとは思えないほど、今にも泣きそうな顔をしていた。
「それよりもAが……!」
「えっ?」
「早く来てください!」
私は訳がわからないまま、尾崎さんに引っ張られるようにしてその場をあとにした。
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マナ - aymksbさん» おはようございます? (2021年5月29日 11時) (レス) id: d981f8438b (このIDを非表示/違反報告)
aymksb(プロフ) - ハナさん» どうぞ (2021年5月19日 18時) (レス) id: ceaa7fc47e (このIDを非表示/違反報告)
ハナ - aymksbさん» こんばんは…質問いいですか? (2021年5月19日 17時) (レス) id: 6153e9bd6b (このIDを非表示/違反報告)
マナ - aymksbさん» こんにちは・・・ (2021年5月6日 16時) (レス) id: 476929651f (このIDを非表示/違反報告)
レム - aymksbさん» 作品の一番大事な事を書くとしたら何かわかりますでしょうか? (2021年4月5日 17時) (レス) id: 59a18b3b65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aymksb | 作成日時:2021年2月25日 18時