EP.7 ページ7
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〜 與那城 奨 side 〜
純｢昨日は俺が被害者やった…(笑)｣
｢あー、瑠姫の？(笑)
よく話途切れないよな、番組1本持てるレベル(笑)｣
昨夜、瑠姫のおしゃべり被害にあった純喜の話を聞きながら
公園の近くを歩いていると何か揉めている男女3人を見つけた。
男��｢なんで逃げんの〜？(笑)｣
女性｢いえ、逃げてるわけでは…(汗)｣
男��｢遊ばない？俺らと(笑)｣
暗くて顔ははっきりと見えなかったが、
女性はすごく困っているようで。
｢純喜、あれ。｣
純｢ん？｣
｢助けよう。｣
純｢え、いや待っ…｣
｢何してるんですか？女性嫌がってますよ。｣
純｢女性を虐めるとか日本男児としてやったらいけない事やん。｣
どうしても見て見ぬふりはできず、声をかけてしまった。
────なんでこういう人が世の中にいるんだ。
男��｢なんすかお兄さんたち。｣
男��｢なんかこいつら…見たことねぇ？｣
男��｢知らねぇよ(笑)｣
｢とりあえずその女性放してあげて。怖がってるから。｣
純｢はい、10秒以内に！1、1、0…っと。
ではカウントダウン開始！10〜9〜8〜…｣
男��｢くっそ、おい行くぞ！｣
男2人は純喜のカウントダウンで逃げていった。
｢大丈…あ…。｣
助けたその女性は見覚えがあった。
昨日ケーキを買ってあげた彼女だった。
｢昨日の…あ、大丈夫だった？｣
純｢え、知り合いやったん？？｣
｢うん、昨日話したじゃん。おすすめのお店教えた人。｣
純｢そんなん先言ってや(笑)｣
｢言ったわ(笑)純喜が忘れてるだけ(笑)｣
────こんなところで夜に1人とか…危ないな…
純｢なんやねんそれ(笑)｣
｢あ、こいつはメンバーの一人で…って、立てる？｣
A｢あ、はい…大丈夫です…｣
怖そうにしゃがみこんでいた彼女に声をかける。
────この子…俯いてたり絡まれたり大丈夫か…？
純｢怖かったな？｣
｢本当に大丈夫？｣
A｢はい…すみませんでした…
助けていただいて…本当にありがとうございます…｣
頭を下げてしっかりお礼を言う彼女。
やっぱりしっかりしている子なんだ、って思う。
｢スーツってことは仕事帰り？気をつけな？
この前ニュースで見たけど、
仕事帰りの女性が襲われた事件あったらしいから。｣
純｢なんで女性ばっか狙うんか分からんけど
とにかく変態が多いってことやな。｣
｢家まで1人で大丈夫？｣
A｢はい…。もう全然…大丈夫…です…｣
でも言葉より先に涙を流す彼女を見てまた放っておけなくなる。
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きなこ - 初めまして。こんばんは。最初から続けて読ませて頂きました。すごく素敵なお話で、終始ドキドキでした。物語の中でも、與那城くんの包み込むような優しさが溢れ出ていて、読んでいて幸せな時間でした。続きを楽しみにしてますね。 (2023年3月30日 23時) (
レス) @page37 id: 268a4b8156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miaya | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時：2020年3月9日 0時
