EP.20 ページ20
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今日も朝から與那城くんのいるグループ、JO1がテレビに出ていた。
────今日も仕事頑張れる！
｢よしっ！｣
鏡に向かってキャラでもないガッツポーズをする。
でも会社に行くとやっぱり自分の意見が言えない。
先輩｢うちらが残業させてるって思われるから仕事終わってなくても、
家帰ってくれない？それか家でやって。｣
｢はい…すみません…｣
自分の仕事を終わらせても、定時になんて帰れない。
先輩たちや後輩の仕事を加えたら帰りはもっと遅くなる。
────どうしたらいいんだろ…私…やっぱ何も変わってない。
？｢A。｣
｢あ…。｣
今日も遅くなってしまって、
また明日になったら先輩に怒られるんだろうな、
なんて思いながら帰路を歩く。
いきなり名前を呼ばれ、顔を上げると與那城くんがいた。
｢與那城くん…どうしたんですか？｣
奨｢んー？ちょっと会いたくなって…｣
｢私もです…// あ…お仕事は終わったんですか？｣
奨｢うん、今日はもう終わった！｣
｢そうなんですね…｣
奨｢どうした？なんかあった？｣
｢いえ…(笑)幸せだなって思って…(笑)｣
奨｢ダメだよ？無理しちゃ。｣
｢そうですね…(笑)｣
奨｢溜め込んでると、苦しくない？
…あ。ごめん。
人に世話焼き過ぎるの悪いとこだって言われたんだ…(笑)｣
｢いえっ！私は嬉しいです！
今までそんな事…言われたことないし…(苦笑)
相談とか…苦手で…｣
奨｢俺もさ、一応グループのリーダーだからかな…
Aの相談出来ないって気持ちわかるよ。｣
────與那城くんも…同じ…？
｢與那城くんには頭が上がりません…(笑)｣
そう言いながら私はペコペコお辞儀をする。
奨｢それも嫌だな(笑)｣
｢…いえ、恩人ですし、憧r…尊敬…してるんです。｣
奨｢そっか(笑)Aの恩人になれて嬉しい(笑)｣
｢はい！今日も遅いので気をつけて帰ってください！｣
私は笑顔で言っていた。
残業終わりでいつもなら生きた心地もしないような気分で
帰っているのに。
私を信じてくれて、私に幸せを与えてくれるのも與那城くん。
先輩｢ジェイオーワン？かっこいいの？？｣
後輩｢え、先輩知らないんですか？！
グローバル活動までこなすあのJO1ですよ〜？｣
先輩｢ちょっとバカにしてる？(笑)｣
後輩｢いやいやいや！(笑)
私が好きなのは…リーダー與那城オッパです！
もうほんっとに歌上手くて何よりセクシー過ぎて…！！｣
先輩｢温度差感じ取って？(笑)｣
────あの子も與那城くんが好きなんだ…
私なんか比べられたら負けちゃうな…(苦笑)
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きなこ - 初めまして。こんばんは。最初から続けて読ませて頂きました。すごく素敵なお話で、終始ドキドキでした。物語の中でも、與那城くんの包み込むような優しさが溢れ出ていて、読んでいて幸せな時間でした。続きを楽しみにしてますね。 (2023年3月30日 23時) (
レス) @page37 id: 268a4b8156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miaya | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時：2020年3月9日 0時
