EP.12 ページ12
*
2月3日。11時30分。
今日はおばあちゃんの誕生日。
遅くなっちゃったけどお祝いしたら、喜んでもらえた。
でも歳をとっても誕生日は嬉しいのに、
身体は日に日に弱っていくおばあちゃん。
私ももっと頑張らないといけないって思った。
本当に感謝してるよ、おばあちゃん。
────與那城さん…なんで受け取ってくれたんだろ…
1ファン…とか思われてたり…するのかな…///
｢うわ！///…なんか…変な事考えちゃった…(汗)ダメダメ！！｣
────お風呂入ったのにまた汗かいた…
ずっと與那城さんの笑顔が頭から消えなくて、
だんだん自分がおかしくなりそうになる。
店員｢ありがとうございました！｣
｢あ…｣
今日は久しぶりに洋服を買いに行こうと思ってお店に来て、
一目惚れしてずっと欲しかったワンピースを買った。
買い物が終わってお店を出ようとすると、
あの時、與那城さんと一緒に私を助けてくれた純喜さんが。
純｢あ、ちょっと待っててな？｣(小声)
そう言って服を探しに行って5分も経たないうちに、
外で待っていた私のもとへ帰ってきた純喜さん。
｢あれ…洋服を買いに来たんじゃ…｣
純｢あーここもなかったか〜！
俺、昨日めっちゃいいアウター見つけて！
ここじゃ見つからんかったわ(笑)｣
｢それは残念です…(笑)
どんなものか教えていただければ、
今度来た時、私も探しておきますよ。｣
純｢ほんまに？！｣
────ほんとだ…與那城さんの言う通り…(笑)関西弁だ…(笑)
純｢…ぃ、おーい、大丈夫か〜｣
｢わっ…すみません…(汗)｣
我に返ると目の前で手をヒラヒラされていた。
純｢あ、このあと用事とかあるん？｣
｢え…？｣
純喜さんは私を與那城さんにサプライズで会わせたいと言ってきて、
おばあちゃんも今日はヘルパーさんが見てくれていて、
特に私も用事はないのでついて行くことになってしまった。
純｢俺の後ろにいて？ジャーンって言ったら出てきて！｣
｢あ…は、はい…｣
そう言って純喜さんの後ろからそっと與那城さんのところまで近づく。
純｢お待たせ〜｣
奨｢何その歩き方(笑)目立つからやめなさい(笑)｣
純｢ジャーン！｣
奨｢…んー？！｣
純｢いや、洋服屋さんにおったから連れてきてしまったわ〜
やっぱ俺ナイスやろ！｣
奨｢ダメだろそれは…どうしようかな…｣
純｢めちゃめちゃ心配してる姿、メンバーも俺も見てられんし、
リーダーには笑ってて欲しいやん！｣
────来て…よかったのかなこれ…(汗)
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きなこ - 初めまして。こんばんは。最初から続けて読ませて頂きました。すごく素敵なお話で、終始ドキドキでした。物語の中でも、與那城くんの包み込むような優しさが溢れ出ていて、読んでいて幸せな時間でした。続きを楽しみにしてますね。 (2023年3月30日 23時) (
レス) @page37 id: 268a4b8156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miaya | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時：2020年3月9日 0時
