story 2 ページ2
すっかり秋色に染まった景色は、
オレンジ、黄色、薄い空色と
綺麗なコントラストを創る。
気候も涼しげ、晴れも多く、弁当のオカズが少し豪華、
と良いことが沢山あるので、
俺の好きな季節でもある。
てくてくと歩くいつもの通学路にも、
色とりどりの葉が落ちていた。
.
そんな登校中。
ふと前方に小さく見えたのは、
背の高い特徴的髪型の男子と、
ツインテールの長いおさげを揺らして
可愛らしく笑っているメガネ女子。
2人で手を繋いで、仲睦まじく歩いている。
「おーおー、朝からお熱いな。ちっ」
「あの2人、一緒に登校してるなんて珍しいな。
…あぁ、そういえば今日は新しい本が沢山入るからって、
図書委員は朝から仕事があったな」
「ほー。
"同じ図書委員だから一緒に登校しても不思議じゃない"
って言い訳 出来るからか。なるほど」
「…霧野、見苦しいぞ。妬みか」
「妬みだよ。リア充爆ぜろ」
もう一度 大きく舌打ちをして、いいよなー、と呟く。
彼、部活の後輩・剣城と、
彼女、図書委員長・鈴木さんは、
数ヶ月前からコソコソと付き合っているカップルである。
実は
"美鈴"という名前で読者モデルをしている彼女
随分と後輩をからかうのが好きなようで、
剣城はらしくなく一方的に遊ばれてるように見えるのだが、
お互い相手にどっぷりなのは確からしい。ちくせう。
モテるっちゃあモテる。
が、恋愛経験ゼロの俺には、
妬ましいというか、羨ましい限りである。
そりゃあ、告白はわりと断ってるけどさ、
別に女子が嫌いなワケでもなければ
恋愛に興味が無いワケでもないんだよ。
…お隣の幼馴染はどうなのだろうか。
リア充を目の当たりにしたところで愚痴も関心も無いこいつは。
興味本位でイタズラ心が芽生えて、ニヤリとすると言う。
「…神童、お前 好きなコとかいんの？」
「ああ」
「え"！？」
即答でまさかのYesの返事に、逆にこちらが慌てふためく。
なに、なにコイツさらっと言ってんの。
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風詠 麗音(プロフ) - 綾城さん» 返信ありがとうございます！ はい、絶対見に行きます！ この小説の中に出てきた剣城くんと彼女ちゃんの２人の関係が気になってたので、すごく楽しみです！ 時間があいた時絶対見ます！ (2014年4月21日 17時) (携帯から) (
レス) id: 7cd215395b (このIDを非表示/違反報告)
綾城(プロフ) - わああああぁぁぁっ！！///書いて早々コメントが頂けるとは思いませんでした！勿体無いお言葉マジでありがとうございますううぅぅぅー…！！更新頑張りますので、どうぞ次回作も楽しんで下さい！ (2014年4月21日 17時) (レス) id: 5bd9cb7cef (このIDを非表示/違反報告)
風詠 麗音(プロフ) - 初めまして！ 小説面白かったです！ 霧野さんの突っ込みとか面白くて笑ってましたww 次回作も見ようと思います！ 応援してます！ (2014年4月21日 12時) (携帯から) (レス) id: 7cd215395b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾城 | 作成日時：2014年4月20日 17時
