+。学園アリス。+　双子探しの哀色鍵使い（アンケート中） (ページ22)

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＃１８　名前決定、以外な名付け親ページ22

「鍵使いちゃんはどうしたいん??
　ウチやアンナちゃんに野乃子ちゃん、それにいいんちょや心読み君は
　名前、付けてあげたい思うとるんやけど」

「棗君、流架君はどうすれば良いと思う～?
　私達じゃ決められなくて～」

いきなり問われて思わず顔を見合わせる3人

「僕は･･･皆さんの好きなようにして頂ければ良いです」

「俺は･･･棗は付けた方が良いって言うんだったら」

「･･･････どーでも良い」

まったくもってまとまりの無い3人である

「じゃあこうしよう、付けたいと思う人は考えて上げる
　付けたくないって人は考えないそれで良いでしょ??
　ちなみに蜜柑ちゃんと鍵使いちゃんのパートナーは
　棗君と流架君だから2人は強制的に考えてね☆
　じゃあ僕、用事あるから頑張って考えてね☆アドゥー♪♪」

「「「「!!!???」」」」

かくして少女の名前決めは始まった････のだが、

10分後

「･･･」

30分後

「･･･」

1時間後

「･･･」

2時間後

「･･･」

4時間後

「･･･」

放課後(9時間後)

「･･･何で何も考えつかへんのや～!!!!」

「あの、もう大丈夫ですよ??」

「そうは言っても、もう俺達4人しか居ないし
　ココで終わらせたら今まで考えたのが全部無駄になる
　それはちょっと嫌だしな･･･とりあえず考えよう」

「アンナちゃんも野乃子ちゃんもいいんちょも心読み君も･･･
　皆用事があって帰ったしなぁ･･･」

口々に言う蜜柑、流架、そして鍵使いの少女
現時刻は午後の4時
そろそろ日が沈む、少女がもう良いと声をかけようとしたその時だった

「･････希咲桜歌(きさきおうか)････」

口を開いたのは棗だった

「「「!?」」」

「希が咲くで『希咲』、
　お前の黒猫の名前と、お前の歌声を組み合わせて『桜歌』だ
　コレで良いか??」

以外な人物が名付け親になったものだ
蜜柑と流架はあまりにも以外過ぎて唖然
一方名前を与えられた少女、否、希咲桜歌は目に嬉しさの涙を浮べながら
笑顔を見せた

「はい!!とっても良い名前なのです!!!棗さん、アリガトウございました!!!」

その笑顔に棗と流架は後ろを向いた
2人の頬は真っ赤に染まっていて･･･それは夕日のせい??それとも――――