検索窓
今日:16 hit、昨日:84 hit、合計:4,738 hit

ドレッドヘアー ページ9

…♣

そう言ったニラギはそのまま私に
今日の夜に俺たちは確定でげぇむに参加する。
だけどボーシヤの命令でフロントに来いとさ。 と言ってから
そのまま歩いて行ってしまった。


「あ、アン!おはよう」
「おはよう。今朝は遅かったけどニラギになんかされたの?」
「…え?ううん。」
今日の朝、ニラギがドアをノックしていて
私が起きるのをずっと待っていてくれたことを話した。

「待っていた…?部屋に入って起こせばいいのに。」
鍵は接着剤で塞がれてるから部屋に入るのは簡単でしょ
と言うアンに、たしかにと思った。

ニラギってああ見えて実は紳士なのかな…?
って思っていたらアンが見透かしたように
「あいつを甘く見ないほうがいい。」と言って部屋から出た。

アンが部屋から出るのを合図かのように
他の幹部も何も言わず部屋を出ていった。

みんなニラギのこと嫌い…なのかな?
心の中で少しだけニラギに同情していると
後ろからチシヤに話しかけられた。

「君も幹部なの?」
「あ、うん!て言っても昨日からだけど…」
「私、A。よろしくね!」
少し微笑みながら伝えた。

「ふーん」
それだけ言うとチシヤも部屋から出ようと歩き出した。

チシヤは正直何を考えているのか分からない。
ただ、人に興味のない目をしているのは分かる。

「あ、そうだ。クイナとAちゃん仲良くなれそうだな。」
チシヤが独り言のように呟いたその言葉はわざとらしく、
まるで私に話しかけてるようだった。


.
.
.


クイナ…って、チシヤが言っていた
ドレッドヘアーの女の子だよね? 彼女に会えばいいのかな。
んーでも、そんな簡単にチシヤの言う通りに行動していいのかな? 彼を信じても良いのかな… 色々考えながら歩くと

昨日聞こえてた音楽が爆音で流れているプールに着いた。

うわ人多い…。みんな音楽に合わせて踊ったり、
男女で密着したり、典型的なパリピの象徴だった。
こうゆうの苦手なんだよね…
落ち着ける場所を探しに振り向いた瞬間、人とぶつかった。

「わぁ!す、すいません!!大丈夫ですか!?」
「ッ大丈夫大丈夫!ちょっとびっくりしただけやから」
関西弁で言って笑っていた彼女の顔を見ると
ドレッドヘアーが似合う可愛らしい女の子だった。

「…あ!もしかしてクイナ、、ちゃん?」
「え?ウチのこと知ってるん?」
「さっきチシヤが話してたの。私と仲良くなれそうって」
「チシヤ?あいつが? …ふーん」
考える素振りをしている彼女を不思議に見つめる。

チシヤとクイナ→←新入り?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きゃんちょめ | 作成日時:2024年2月5日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。