ルール ページ5
…♣
｢ルールその1。ビーチでは水着を着ること。｣
｢水着？｣
｢あぁ。水着なら武器を隠せないからね！｣
なるほど…
｢ルールその2。カードは全てビーチのもの。｣
｢ルールはしっかり守るようにね。｣
私は静かに頷いた。
よし、とボーシヤが言って解散の雰囲気を感じてたら
アンが私の横に来てボーシヤに向かって話しかけた。
｢ちょっといい？…ボーシヤ。Aは幹部に向いてる。｣
｢え？幹部？｣
｢あぁ！忘れてた｣
と、戸惑ってる私に笑いながら言うボーシヤ。
｢ビーチでは、序列がある。｣
｢カードをたくさん集めたら上へ上がれる。｣
｢だが、中には我々幹部のように優れた人もいる。｣
｢幹部の1人が幹部にふさわしいかどうか見極める。｣
ま！本来はね。そう言うボーシヤ。
頭を少し傾げてる私を見て、ずっと微笑んで
様子を見ていた黒い服装の女性が話しかけてきた。
｢あなたは、優秀なアンに推薦された。｣
｢本来なら実力を発揮してからじゃないと幹部にしないの。｣
でも、アンが言うなら幹部にふさわしいか見極める必要がある。黒い服装の女性に続けてボーシヤが言う。
｢明日、Aにはげぇむに行ってもらう。｣
｢そうだねえ。ニラギ。お前が同行しろ｣
ニラギ…と指名された男性は、
顔にピアスをあけているかっこいい男性だった。
｢ぁあ？！なんで俺なんだよ。｣
そう怒鳴るニラギさん。
ボーシヤは落ち着いた様子で説明する。
｢お前も幹部になったばかりだ。信用に値するか試させてもらう。｣
｢は？ふざけんな。俺はこいつが死 のうが、げぇむにクリアしようが、関係ねえ。｣
｢良いのかな？せっかく幹部になったのに。｣
｢…ﾁｯ｣
ニラギさんが何も言わなくなったのを見て、
ボーシヤは微笑んだ。
｢よし、決まりだ。A明日はニラギとげぇむに参加しなさい。｣
そう言い残し今度こそ解散になった。
ふと、ニラギさんを見ると目が合い
舌打ちをしながら部屋を出て行ってしまった。
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シオリ - ニラギのは少ないのでとても嬉しいので早く続きが見たいです。 (4月27日 21時) (
レス) id: 653f2e7127 (このIDを非表示/違反報告)
おり - とても面白いので続き早く見たいです (3月7日 11時) (レス) id: 5b39725ede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんちょめ | 作成日時：2024年2月5日 2時
