9 ページ9
「…………え？」
「たまにはAからどうぞ？」
ふふ、って笑って
親指で私の頬をさすってる先輩
「恥ずかしいですよ…」
「大丈夫、キスする時のAの
待ってる顔すげーかわいいから。」
「えっ、見てるんですかっ！？
恥ずかしい…！」
「見てる見てる。すげー見てる。笑」
「っ……！もーっ！」
からかう先輩の胸のとこポコポコ叩く
「んはは、っいてっ、っはい、ストップ。」
掴まれた手の力は強くて、
いつもはふわふわしてるのに
やっぱり男の人なんだ、って思う。
「はい、どーぞ？」
丸い瞳がこっちを見てる。
「…………目、瞑ってください。」
「ふふ、…………はい。」
そっと目を閉じた先輩
「……っ、」
先輩はいつもキスするとき、
さりげなく首を右に傾けるの
それに気づいてからは、ドキドキが倍になった
だから、ちょっと私は左に。
そうゆう風に応えるようになった自分にも
毎回恥ずかしい。
「……っ. 、 」
息が止まりそうな中、先輩との距離を近づける
長い睫毛、きれいな顔
こんな先輩私しか知らなくていい
独り占めしたい。
「……すき、裕太」
そう言って、初めて自分から唇を重ねた
そっと、唇を離すと
先輩の手が、離れようとする私を捕らえた
「……もう一回、」
次は先輩から、少し強引に奪われた唇。
それから何度もちっちゃく繰り返すキス
求められれのが嬉しくて、応えた。
「……目がとろん、ってしてる。
……気持ちよかった？」
キスの合間に目が合うと
いじわるな顔してる。
「……気持ちよかった…かも…」
頭ぼーってしてる。
お酒のせいじゃない、先輩のせい。
「………もう、終わり。笑」
倒れかかってる私をよいしょ、って
起こしてくれた
「……先輩？」
「もうこれ以上は危険。危ない危ない。」
うわー、やばかったーって
髪の毛整えてる
「どうしたんですか？」
私の疑問にちら、ってこっち目配せして
分かってないな。ってため息ついた。
「止まらなくなるからダメ、って事。」
意味が分かって顔を赤くした私に
さっきと別人じゃん、ってちっちゃく笑って
「おやすみ、また明日ね、」
ちゅって音を立てて唇が触れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1871人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えりんぎ - こんにちわ♪最初の甘々な感じとは打って変わって悲しい気持ちになっちゃいましたね・・・ ２人の気持ちがわかる分、すごく心が締め付けられます。恋人って難しいですね・・・ 束縛したくないのにしちゃう、相手を思った行動も裏目に出てしまうときも・・・つらいです (2016年3月11日 12時) (
レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ちひろさん» はじめまして:-)ちひろさんは裕太くん側なのですね！板挟み、本当そうです…(^-^;ココアちゃんもまだ経験不足ですかね、笑 お互いの気持ち解り合える時は来るのかしら… また更新頑張りますね、貴重な裕太くんサイドありがとうございます:-) (2015年10月15日 20時) (レス) id: 83d151ed1e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ゆなさん» はじめまして、感想ありがとうございます:-)優しさって、本当残酷だなーって思います。裕太くんの場合、もう長年の本能ですからね。裏がない優しさです。解り合うのは難しいですよね…後ほど移行しますね、 (2015年10月15日 20時) (レス) id: 83d151ed1e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 由貴さん» こんばんはー:-)お久しぶりですね〜！がんばりますので、また遊びにきてください★ (2015年10月15日 20時) (レス) id: 83d151ed1e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 七星さん» いちゃいちゃ書くの好きだったんですが、しばらくお預けですかね(..)更新頑張りますねー！ (2015年10月15日 20時) (レス) id: 83d151ed1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あや
| 作成日時：2015年9月10日 22時
