もう一度、恋をしよう。3

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「え！行ってきていいよ、って

言っちゃったの！？」







カフェで、啓太くんに近況報告。









「うん、なんか束縛かなー、って」









「そりゃ行ってきていいよって

言った方が、余裕な感じが現れてていいけど」






「余裕な感じ……

うん、まあそうゆう気持ちでいたいよね」







なんかAちゃん強くなったな、って

コーヒー飲みながら感心してる啓太くん。









「恋愛すると強くなんのかな。」




「ふふ、どーだろ。笑」








「でも、クリスマス一緒なんだろ？

いいな、楽しそうで。」






俺バイト、って肩落としてる。






「どっかいくの？」




「うん。少し遠出しよう、って。」







情報誌で見たイルミネーション


少し遠いけど行ってみようって









「ね、啓太くんお弁当中身何がすき？」




「あー、俺はねー。」






料理、本当に苦手。





たぶん、味もふつうで

まずくはないけど、美味しくもない。

練習しなきゃな。

やっぱ、美味しいよって聞きたいし。









…………あ。


いいことおもいついた。









「今度からバイト一緒のとき

料理修行手伝ってよ」






「料理修行？」







クリスマスまで、バイトかぶることが

多い啓太くんにお弁当の練習することに。








「夕飯浮くなら喜んでー！」









……どんなのが来ても食べてよね。





それから、




「うーんちょっと薄いかなー。」




「えー、……あ本当だ。」




「…味見しなよ。」





料理修行開始。


結構ズバズバ言うの、啓太くん。






厳しい、って言ったら




「男はみんなそんなもんだ、」




って言われた。









大学の食堂。









裕太は、週末クリスマス会するんだって。








「クリスマス会どうなったの？」



「あー、Aんちで毎年してるんだ。」



「そうだったんだ。」





Aさんのご両親毎年クリスマスになると

合わせて旅行に行くんだって。




で、そのときにクリスマス会するんだって

裕太が話してくれた。








「まあ、外の料理よりAの

料理の方が美味しいし。」







そんな事もポロっと話してて。









「お、なんか味がいつもと違う。」





「……ちゃんと味見したの。」








がんばらなくちゃ。

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