もう一度、恋をしよう。3

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ある日。






買い物して帰ってると

向こうから見覚えある姿。









「あ、宮田さん！」


「おー、久しぶりだね！」






宮田さんにばったり。









そのとなりには、







「俊くんの知り合い？」


「ほら、前にタマが話してたコだよ。」









多分、彼女さん。




ちら、って見たの気づいたみたいで


彼女だよ、って紹介してくれた。








宮田さんに会うの

応援してくれた日以来。




よく、裕太から話は聞くけどね。









「聞いたよ。

タマと付き合ってるんだってね。」








そう言って、微笑んだ。









きょとんとしてた彼女さんも





「あー！玉森くんの！

初めましてー。」






知ってたみたいで話繋がった。





宮田さんの彼女さん、かわいい。









高校の仲良かったグループって、

きっと裕太とAさんと

宮田さんと彼女さんだよね。

あとAさんの彼氏さんかな？








「あれ、今日タマは？一緒じゃないの？」




「バイトです。

終わってから、会う予定ですけど……」




「そっか、バイトか！でも、後で会うんだ！

じゃあ、タマにクリスマス会どうするんだよ、

って言っといてくれないかな？

あいつ全然ライン返さねーんだわ。笑」







「クリスマス会、ですか?

分かりました。」









「毎年、クリスマス近くになると
　
クリスマス会してるの。

当日は、私達嫌だし。笑」





いっつもクリスマス二人で

イタ電してくるんだよ！？って

彼女さん、ご立腹。笑





「まあまあ。笑

今年は、タマはもちろん彼女優先だし

イタ電はないでしょ！笑

……毎年、タマが集まろーって

言い出すんだけど、最近会わないしさ。笑

だからAちゃん言っといてくれる？笑」








じゃあ、伝言とタマをよろしくね！


って去っていったふたり。







そういえば、最近会うとか言わないな

宮田さんたちとの集まりも、

前は月に一回はあった記憶があるけど……




きっと私に気を使ってるんだよね


わたしが、不安だって言ってからだもん。





……でも、






………Aさんと会うって事、だよね。







あー、ダメだ。





最近裕太と一緒にいる時間が長いせいか

少しだけ、やきもちが多くなってきたのかな。









お友達なら、いいじゃん。


それに、私の知らない友情がきっと


宮田さんたちとあるんだろうし。……うん。

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