もう一度、恋をしよう。

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あの「先輩が私におててフリフリ事件」から


カフェに行くと、少し会話するようになった





「……毎回飽きないの？ココア。」



店員が言うのも何だけど、って先輩



「いいえ、全く飽きませんっ！」



あまりの自信たっぷりな言い方をしたおかげで




「んははっ、そりゃよかった！笑」




半径1メートル以内での先輩の笑顔頂きました




「おいしいんですよ、ここのココア」




「それ、俺がいれたの。いっつも頼んでくれるから、そのおかげでココアが一番最初に作れるようになった、笑」



先輩の初めても頂きました




ぽけ、っと本読んでキリのいいところ


そろそろ帰ろうかな、ってお店でると




「ありがとうございましたー、」



って、看板片付けてる玉森先輩




「ごちそうさまでした、」



後ろから声かけると


振り返ってくれて





「またね、ココアちゃん、」






そう言って、手振ってくれた






「……ココアちゃんって…」






なんですか、そのキラキラネームは。

ちゃんと、私にも名前ありますよ？





「そう。ココアばっかり飲むから。笑

あとね………………」







そうゆう理由だったのかって納得したのもつかの間、先輩からの出る次の言葉に胸が高鳴る









…………









「…………わん、」



帰り道、思わず呟いた


あだ名つけられて、悲しいやら嬉しいやら


先輩は複雑な気持ちにもさせますね







(………うちの犬にそっくりなんだよね)








でも、先輩のお家は犬を飼ってる


その情報を得たからいいとしよう。






そういえば、また先輩の隣の女の子

違う子になってたな。

ゆい、って言ってたっけ。






先輩を好きな気持ちは一緒だけど、

一緒にはなりたくない。








一緒にひとくくりにしないで


いつか、私を見て欲しい。

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