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「いらっしゃいませ、」
店先で迎えてくれたのは、
先輩じゃない人。
あれ？先輩は？
案内されながら、キョロキョロと先輩を探す
「あ、接客中か。」
背の高い先輩の後ろ姿を奥の
ソファ席で見つけてほっとした。
入り口近くのカウンター席に案内された。
「ご注文は……？」
案内された流れで聞かれたけど
先輩が淹れてくれたのがいいから
「また後で注文します、」
そう言って先輩が気付いてくれるの待つ
今日は、何だか特別な日
ちゃんと来る前に化粧直しもして、
勝手にデートみたいな気分になってる。
もうすっかり治った靴擦れの後
何度も思い出しては緩む頬。
早く先輩来ないかな。
「ほら、早く決めなって」
「えー、急かさないでよ！」
耳に入ってきた先輩の声。
お客さん……？じゃないよね？
思わず視線を向けた
「ココアか、カフェオレか……」
「もうココアでいいじゃん。
ここのカフェオレちょっと苦めだよ？笑」
先輩と話ししてる人、
先輩にちょうど隠れて見えない。
新しい女の子なのかな……？
でも、最近そんな感じの子居なかった気が……
そもそも、ここ知ってる子いるんだ
私だけじゃないんだ、
ちょっと胸が痛む
いつもより楽しそうな声だな、なんて
もう耳が敏感になって
先輩たちの声しか耳に入らない
「早くしないと勝手に決めちゃうよ？笑」
「えー、じゃあココアにしよっかな。」
「はいはい。笑」
こっちに振り返る先輩
その表情はとても優しくて、
いつの日か見た表情と同じ。
「あ、ココアちゃん。遅かったじゃん。」
「すみません、笑」
待っててね、って
キッチンに消えてった先輩確認して、
さっきまで先輩がいたソファ席に目を移した。
目に映ったのは、
「……あの人………」
前に裕太先輩の車に乗ってた人。
(絶対に外せない用事。笑)
「んー、うまく撮れないな。」
キッチンでドリンク作ってる裕太先輩
こそっと覗くようにして写メとってる。
ちら、って先輩に目をやれば
手元にはふたつのマグカップ。
私と、あの人の分。
胸がざわざわ、って音を立て始めた。
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由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!続きが気になります!! (2015年10月12日 1時) (
レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - みっちゃんさん» はじめましてー！コメありがとうございます^ ^これからも見守ってください！また移行分UPします☆ (2015年7月30日 21時) (レス) id: 2969e74709 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めぐさん» めぐさん！嬉しい！リンクさせちゃったが故に今後の展開がさらに切なくなりそう…。大阪ではないんですよ〜T_T福岡で、夢をみさせてもらいますw (2015年7月30日 21時) (レス) id: 2969e74709 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 麻鈴さん» 楽しみにしていただけて嬉しいです〜！これからの展開と、終わりどうしようか悩み中ですががんばります〜！また後で移行分をUPしますね！ (2015年7月30日 21時) (レス) id: 2969e74709 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - はじめまして！とってもきゅんきゅんせられました。また更新お願いします。楽しみにしています。 (2015年7月29日 3時) (レス) id: 9de4b3b17d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや
| 作成日時：2015年6月20日 18時
