もう一度、恋をしよう。

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「もー、二階堂さん何でこんな時に…！」




バイトの二階堂さんが、友達とバスケしてて
骨折したって言われて穴埋めにバイトが増えた




テスト前なのもあるし、カフェにも行けず。





大学の中で遠くから先輩を見つけるけど、

たくさんの人の輪の中にいて

カフェがなかったらもう雲の上の人。





今日も、先輩の姿をキャッチ。






「あー、また見てる。」



はぁ、って呆れてため息ついてるマイ




「だって、最近全然カフェ行けなくてさ…」




あ、先輩笑ってる。

ちょっとこっちまで顔が緩みそう。





「あ、飲みもの買ってく」




くるって振り返って自販機目指す




「まぁ、いいんじゃん。バイト結構今月はもらえるんじゃないの？」



「こんだけやってるのに、もらわない方がおかしいよ。」




もう、二階堂さんのせいだ。



復帰したら、絶対なんかねだってやる。





あ、なんかすごくイライラしてきた。





チャリ、って少し乱暴に小銭入れて




「もうっ、」





本当は先輩が入れてくれたココアがいいんだ、






また少し乱暴にボタン押した。






「……ぁあっ！違う！もぉーー！」




間違って隣のミルクティー押しちゃった。




これじゃないのに。…二階堂さんのせいだ。



もう半ばやつあたり。



「ちょっと心が荒みすぎでしょ、笑」



がっくし肩を落とす私にマイがまた呆れてる

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