君の1番になりたい。7

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「あれ？これは…」

「うっ、お母さん、きつい……」





お母さん、浴衣に苦戦中。笑





「よし！いいわよ！」





なんとか着せてもらえた。



今日はちゃんと髪の毛アップして
メイクもいつもよりもっと薄め。



「夏祭りか〜♩楽しんでらっしゃい♩……でも、雨降りそうよ？」




「そうなんだよね……」




そう。珍しく雨が降りそうな天気。



まだ晴れてるけど
夕方からの降水確率は70%。



でも今日で夏休み最後だよ？




楽しまないわけにはいかないでしょ！





「じゃあ、いってきます！」





今日は浴衣だし、歩きにくいから
早めに下駄カラカラさせて家出た。





太輔と駅で待ち合わせて、
みんなとは現地集合。





〉駅のとこで待ってるから。





太輔からLINE届いた。




と、いうか太輔のとこの駅で降りるの初めて。





〉はいはーい！



そう返して窓に映った
自分見つけて
髪型整えた。




浴衣ちらほら着てる人みかけて
ワクワクする。



結構大きな神社のお祭りだからかな。




電車のアナウンス流れて
扉開くと、みんなゾロゾロ続く。






「何か変な感じ……」


太輔が、いっつもじゃーな。って降りてく場所




改札通った。





「どこにいるんだろ…？」



結構な人で賑わってて、浴衣着崩れないようにそっと人混みすり抜けてく。




〉着いたよ、太輔どこか分かんない。





そう送ったLINEにも応答なくって
ただ勘で探し回る私。




ちょっと人混み少なくなって
あたり見渡した。





少し向こうに太輔発見して
そろそろ近づく。



「いたいたっ♩」



すると前から来た男の子達が
太輔に話しかけてる。







「太輔、久しぶりじゃん！今日お前も行くんだろー？今日俺らと一緒にまわろーぜー。」



「おー、久しぶり！行くけど、嫌だよ絶対女の子に声かけまくるんだろ？笑」



「いいじゃん〜太輔いれば絶対みんな付いてくるっしょ？頼む！」


「ムリムリ。俺約束あるし。」


「えー？どーせタマだろ？
お前彼女作んないもん絶対。
あ、タマも一緒にぜひ頼む！」




近くまで来たものの
なんか、気まずくて声かける
タイミング失っちゃった。

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