君の1番になりたい。7

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帰り道。


「あーまじ疲れたわ。」



太陽の下にずっと居て身体重い。

いいよって言ったのに

送ってくれてる太輔。



「絶対焼けたよー、ちゃんとパックしなきゃ」


北山さんにあきられちゃう。



………。




昨日の事思い出した。



「…で？何かあったんじゃねーの？」


沈黙に気づいたのか話切り出してくれた。



「あのね……



昨日の出来事、太輔に話した。




「なるほどね？で、迷ってんの？」


「うん…。」


「Aはさ、将来やりたい事とかってあるの？」



言われて胸がチクリと痛んだ。



「んーん。…まだ分かんない。」


「…そっか。でも逆に色々吸収できるじゃん。結構デカい話だと思うけど。…前に雑誌みたじゃん？その時、実は結構Aすげーな。って尊敬した。」



「ほんと……？」



「ん。楽しそうじゃんA。ま、ちょっと北山が、気にいらねーけどな。笑」



そう言って、応援するよって
ギュって手握り返してくれた。




「ありがと……太輔。」


そう言うと


「Aの励ましのプロだからな。笑」


って優しく笑ってる。



太輔がいれば
なんだってできそうな気がしてくる。





「今、めっちゃやる気出てきた…！
燃えてる！」


「単純だな。笑」



「どーしよ、やる気が止まらない…！」



「おー、じゃあ帰ったら宿題
「それは別。」




悩んでた事なんて
あっという間に消える不思議。





次の日、林さんに電話した。

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