君の1番になりたい。3

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「もー太輔のバカッ」




パシッて肩叩く。




「お、調子出てきたな」


「はぁ？何言ってんの」








「あれからA、俺と距離置いてんだろ。」









「そんな事ないっ…」





太輔と視線がぶつかる






「友達だろ？俺たち。……これからも。」









急に真剣な顔になった太輔。





「…当たり前じゃん。」




太輔の目に負けて目そらした私に





「だったら、もうそんな顔すんな」



って頭ぐしゃってされた。






私の気持ち乱したの
太輔のくせに。





電車が来て扉開いた。




結構人多いな。




降りてくるお客さんに圧倒されてると


「後ろ居ろよ。」


って太輔の後ろに手引っ張られた。




電車乗り込んだ私達



その時太輔の肩にお客さんがぶつかった



「っ、ごめんなさい！」


「いいえ。………！」



一瞬太輔の身体が固まった。




その後に聞こえてきた声。







「たいちゃん…………？」









ぶつかった子は




太輔の事を「たいちゃん」と呼んだ。




知り合い？








「太輔？私先行こうか？」








声かけると、女の子私の存在に気づいたのか

ペコって私に会釈した。





「ごめん、A。先帰って。」









そう言って閉じかかったドアすり抜けて

またホームへと降りてった。

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