君の1番になりたい。3

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帰り道ーーーー。






「さむーい！」



ひんやりした空気で思わず身をすくめる。



「明日雪かもな。」



空見上げて太輔が呟く。



「ホワイトクリスマスだね。」



ね？って優しい顔で私を見る裕太。



ふにゃって笑う顔も


少し鼻が赤くなってるのもかわいい。





やっぱり裕太が好きだなって思う。




ずーっと隣でこうやって

私の事見てほしいなって思う。






「じゃあ、明日10時頃待ち合わせね？」


門の前で裕太とはお別れ。






「うん。また明日。」





はやく明日になって、また自分の心の中

裕太でいっぱいになっちゃったらいいんだ





「ふふ。また明日。じゃーねガヤ。」




いつも通り頭撫でて、
またねって帰って行った。





「帰ろっか。」




駅まで歩く道、少しイルミネーションがキラキラしてる。



寒そうにケーキ売ってるケーキ屋さん。






「クリスマス一色だなー。」




今日はイブだから街も賑やか。




「太輔は、明日何すんの？」





「え？俺仏教徒だからなークリスマスやんねー。」






「……はぐらかしたな。何かあるんだ？」



「俺の事聞いてどうすんだよ。それよりも自分の心配しろよな。」



ピッて定期かざして改札通ってく太輔



「なによ、それ。」



ピッて自分も続く。




少し歩いて、ホームのとこのベンチに座った。





「タマ、明日気合い入ってんだろうな〜なにされちゃうのかな〜」



「ちょっ！声が大きいよ！」



私達の前、学校の人たちが何人も通ってく







思わず太輔の口塞いだ。

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